生き物と微生物の「共生」は、生命を支える見えない仕組みです。モレキュラーバイオシステム研究部門の古賀隆一上級主任研究員らは、実験室で大腸菌を昆虫の必須共生細菌へと進化させることに成功しました。かぎは広域転写制御系に生じたたった一つの突然変異。数カ月から1年という短期間で、カメムシの生存を支える共生細菌へと進化し得ることを実証し、共生進化は想像以上に迅速で容易に起こり得ることを示しました。