量子コンピューターの大規模化には、量子ビット数だけでなく、極低温から実際に使用される低温環境下で動作する高周波部品の信頼性が不可欠です。量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター 荒川智紀主任研究員らの研究チームは、4 Kから300 Kまでの広い温度範囲で、部品の反射・伝送特性を正確に評価できる測定系を世界で初めて体系化しました。独自開発の温調ステージと校正技術により、26.5 GHzまでの高周波測定を標準レベルで実現。これにより、量子ハードウェアの設計・試作の精度を評価し、科学的に支える“ものさし”が整備され、サプライチェーンの透明性向上や新規参入促進に直結します。