産総研理事長 石村和彦による日刊工業新聞「講壇」への寄稿コラムです。産総研の経営方針やそれを受けた具体的なアクション、自身の経験やマネジメント論、社会・技術動向への考えなど、石村の視点から複数のトピックを取り上げています。 ※記事の版権は日刊工業新聞社にあり、許諾を得て掲載しています。
日本経済は1990年代より低迷し、「失われた30年」と呼ばれるに至った。名目国内総生産(GDP)が世界4位に転落したこともその象徴であろう。日本の産業競争力の低下は明らかである。私はAGC会長時代、多くの企業と関わる中で、六つの「勝ちパターン」を見いだした。パターンの追求とその組み合わせによる差別化が日本の産業競争力復活のカギである。また、従来のQCD(品質・コスト・納期)に新たな価値として国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)が加わったことでビジネスチャンスが広がったとも言える。