INTERVIEWインタビュー

西日本から、つくばへ。
スケールもキャリアも
広がった、新しい道。

  • 大学勤務経験
  • キャリア
  • 産学官連携
  • 国家プロジェクト
  • 総合職産学官契約部
  • 辻本 祐実つじもと ゆみキャリア
辻本 祐実さんの写真

初めての関東、初めてのつくば。
転職して、後悔はありません。

辻本 祐実さんの写真

2023年、中途入所。大学職員としての業務経験を経て、転職後初めて関東へ居住。産学官契約部の一員として、研究者と二人三脚でプロジェクトを進めていく重要な役割。受託研究(国家プロジェクト)の契約締結をするフロントとしての仕事をメインに行っている。
(取材日:2024年3月)

辻本 祐実さんの写真

「いっちゃえよ!」
自分の背中を、自分が押した。

環境をガラッと変えることって、すごく勇気がいることだと思います。私も当時、転職するかどうかをかなり迷っていました。前職を続けるのも一つの選択で、転職するのも一つの選択。そのなかで転職する方を選択しました。このタイミングで転職しないと、一生転職しないだろうなとも思っていたんです。初めての関東、初めてのつくばでした。前職は大学職員として、人事や経理関係の仕事をしていました。外部の研究資金の処理を経理で担当していたこともあり、産総研については知っていました。大学には、研究と教育の両面がありますが、私は研究に興味があって。大学でもたくさんの研究者を見て、すごく尊敬していたので、研究に特化した組織で研究を支援したいと思い転職を考えるようになりました。それに受託研究に関わる仕事をしていたので、産総研でも同じような部署ならば、経験を生かせるんじゃないかなと。産総研に惹かれたのは、やっぱり規模の大きさです。人数も多いし、建物や設備も大きく、取り扱う予算も、0の数が何個違うんだろうっていうくらい。私は西日本出身で、地方を出たことがなかったんです。不安もありましたが、働きやすそうだとも感じ、転職と引越しを決めました。

パソコンを叩く手の画像

地方とちがう大きな規模感。
産総研じゃないとできない。

今、産学官契約部として、国から委託を受けて行う国家プロジェクトの契約締結をするフロントの役割を担っています。直接国の機関とやり取りし、契約の締結、所内の各部署に繋ぐのが仕事です。一つのプロジェクトに複数の機関が関わっていると、横の繋がりの調整が本当に難しく、取りまとめも大変です。確認一つとっても、複数の相手と何度もやり取りをすることが発生するので、まだまだテンポよく進めていくのは課題です。でも、タイトなスケジュールの中で、なんとか乗り切って完了まで行けた時は、すごく達成感を感じます。案件に関わる中でも、規模感の違いは感じますね。産総研にはいろんな研究部門がありますが、研究分野を横断した大きなグループをつくって国のプロジェクトに参加するところが、地方の組織とは違います。こういった幅広く研究者への支援ができる業務に携われるのは、やっぱり産総研じゃないとできないなということもすごく感じています。

辻本 祐実さんの写真

出退勤も自分で決めて、
働き方も柔軟に。

入所前、産総研は働きやすそうで、長く働くことができそうだと思いました。実際入ってみて、コアタイムなしのフレックスタイム制はとても魅力的だと感じました。前の職場は始業時間が固定だったのですが、通勤のストレスって結構大きいと思うんです。今は、出退勤時間を自分で決められるので、すごくいい。テレワークも、家からでも仕事がやりやすい環境がちゃんと整っています。コミュニケーションの面では、気軽に連絡を取り合う文化を感じますね。少し話そう、といった小さな打ち合わせも多いですし、チャットツールを活用してコミュニケーションが気軽に完結することが多いのも、前職との違いです。あとは、固定電話がないのも違いを感じた部分です。電話対応が多かった以前と比べて、手元の作業にも時間を使うことができています。周りの方々や、自分より若い人たちも非常に優秀な人が多く、日々勉強させていただいています。自由でありながらも、皆さん自分自身で管理ができている。ライフスタイルに合わせて仕事ができているので、転職前に感じた、働きやすさの印象は間違っていなかったと思います。

辻本 祐実さんの写真

つくばに来たこと、
後悔ないです。

私の根底にあるのは、研究現場の支えになりたいという想い。役立てる人になるために、いろんな知識や経験を蓄えて生かしていきたいです。例えば、知財の知識や共同研究の周辺知識は、今の仕事にもすごく関わってくるところだと思いますし、今後気づけることが増えていくと思っています。私はまだ一つの部署しか経験していないので、 この先は他の部署にも異動し、キャリアを広げていきたい。前職で関わっていた人事や経理の仕事の延長線上に今があるので、ここからまた色々吸収して進んでいきたいです。現在の業務以外に、技術シーズ発掘の支援や実用化開発の助成をしているNEDOプロジェクト、知的財産に関わる仕事、民間との共同研究も経験したいなど、考えは膨らみます。転職は、勇気がないとできないこと。特に地方からの転職はハードルが高いかもしれませんが、転職した今、後悔はありません。いろんな地域からの仲間が増えたら私も嬉しいですし、迷っている方がいるなら産総研はおすすめです。是非、一緒に働きましょう。

辻本 祐実さんの写真

ほかの職員を見る