技術で社会に変革を。
地元はつくば。身近に多くの研究所があり、小学校の遠足で見学に行くなど小さい頃から研究所には馴染みがありました。地域の活性化や社会課題の解決に興味があり、公共政策を学びたいと大学はまちづくりのゼミへ。地域や社会の課題をさぐるためにフィールドワークをする中で小さくても高い技術力を持つ多くの町工場と出会い、日本の技術力の高さが社会を支えていることを改めて感じました。一方で、日本の技術力、国際競争力が低下しているという話も耳にしました。日本をもっと元気にするには、新たな技術を生み出し続け社会を変えていく必要がある。それができる組織を考えた時、産総研が浮かびました。民間企業も考えましたが、民間企業は自社の利益と切っても切り離せない。目先の利益に捉われず、技術を通じて社会課題に真正面から取り組めるのは、公的機関として「社会課題解決」をミッションに掲げ、多くの技術を社会に送り出してきた産総研しかないと思ったのが、入所のきっかけです。本音を言えば、つくばが地元というのもありましたけどね。