私、総合職が向いているかも。
研究成果を、世の中に送り出せる場所で働きたい。そう感じたのは、修士学生だった頃。研究発表の展示場に産総研のブースが来ていて、総合職の方から、研究成果を社会に送り出す仕事の話を聞きました。私自身、ものごとを深く突き詰めるより、研究内容の発表やコミュニケーションをとることの方が好きだったんです。総合職、向いているかも!と思い、産総研に入所しました。入所後はブランディング・広報部で、産総研の一般向け広報イベントの企画・運営を担当。当時は新型コロナウイルス真っ只中で、半年後に開催を予定しているイベントが中止になるかもしれない状況でした。これから半年間かけて手掛けていくイベントを、なんとか形にしたい。そんな想いを込めた企画書を作りましたが、大変な状況下で、その想いは届かないまま時間が過ぎ、部署異動のタイミングになってしまいました。そこからちょうど1年が経った時、広報担当の方から連絡をいただいたんです。「石原の想いは無駄にしない」と、私が提案した要素を含めて、オンラインイベントを実現してくれました。私の想いと挑戦を、ちゃんと形にしてくれる。そんな仲間がいる環境なんだと強く感じました。ここに入って、本当によかったなと。この先も、絶対に忘れない思い出です。