スマートシステム研究棟

施設概要

太陽光発電や風力発電などを大量に導入するためには、これら変動する分散電源の出力をスマートに制御して電力系統に接続することが求められています。
スマートシステム研究棟は、分散電源やメガワット級の大型パワーコンディショナ(PCS)等を世界の様々な電力系統や気象条件の下で、試験・評価できる施設です。
先進的な分散電源や大型PCS等の研究開発等を支援します。

施設名 スマートシステム研究棟
所在地 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所(FREA)
〒963-0298 福島県郡山市待池台2-2-9
FREAまでの経路は、アクセスページをご確認ください。
試験・評価
  • 系統連系試験室:5 MWまで可能(世界最大級)
  • 安全性能試験:-40 ℃~+85 ℃、30~95%RHまで可能
  • 電磁環境試験:パワーエレクトロニクス機器、ICT機器のEMC試験
  • システム性能試験:分散電源とPCSを1つのシステムとして性能評価
  • 海外規格対応:IEC規格や諸外国の規定に対応する試験が可能
  • 認証取得対応:電気安全環境研究所の認証取得が可能
    (小規模商業施設用低圧三相機)
相談窓口 産総研 福島再生可能エネルギー研究所 分散電源施設運営室

施設等の利用について

産総研では、国立研究開発法人産業技術総合研究所研究施設等の利用及び貸付に関する規程 [PDF:131KB]に基づき、研究施設・設備をご利用いただきます。
なお、ご利用の目的は、鉱工業の科学技術に関する研究開発又はその成果を活用するものに限ります。

スマートシステム研究棟の施設、設備の利用を希望される場合、利用のための契約締結が必要となります。なお、契約手続きには1ヶ月程度要することもあります。

施設等の利用についてご不明な点は、産総研 福島再生可能エネルギー研究所 分散電源施設運営室までご相談ください。

発火・燃焼の可能性がある安全性・性能性試験、蓄電池に関する試験の場合

大型蓄電池システムに関する発火・燃焼の可能性がある安全性・性能性試験や、蓄電池に関する試験については、独立行政法人 製品評価技術基盤機構 蓄電池評価センター(NLAB)で相談を受け付けています。

スマートシステム研究棟と蓄電池評価センターのどちらで対応可能か不明な試験については、蓄電池評価センターと共に適切な実施方法を検討します。
産総研 福島再生可能エネルギー研究所 分散電源施設運営室または独立行政法人 製品評価技術基盤機構 蓄電池評価センターまでお問い合わせください。

独立行政法人 製品評価技術基盤機構 国際評価技術本部 蓄電池評価センター(NLAB)
〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北1-22-16
https://www.nite.go.jp/gcet/nlab/(外部サイトへのリンク)

設備紹介

試験しやすさを追求した研究施設群

太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)等の分散電源システムの様々な試験が可能な試験室を整備しています。
2024年度より、5 MWクラスの分散電源の試験と電気自動車向けの模擬試験が可能となりました。

  • 電波暗室(電磁環境試験室)
    スマートシステムに不可欠なパワーエレクトロイクス機器、ICT機器のECM(電磁両立性)試験にご利用いただけます。
    国内最大級の広さ:テニスコート約5面分
    大電力使用可
    AC 420 V / 1.5 MVA
    DC 550 kW x 4台
  • 環境試験用恒温恒湿室
    砂漠地、高温湿潤地、極寒地での使用を想定した温湿度サイクル等の環境試験が可能な大型の恒温恒湿実験室です。
    温度範囲:-40 ℃~+85 ℃
    湿度範囲:30~95%RH
    雨水散水試験対応可
    大電力使用可
    AC 420 V / 1.5 MVA
    DC 550 kW x 6台
  • 系統連系試験室(L)
    3 MWまでの系統連系試験、模擬配電線路をご利用いただけます。
  • 系統連系試験室(M)
    20ftコンテナを収納可能な国内最大の系統連系試験室です。
    2024年度より、5 MWまでの系統連系試験に対応可能となりました。
  • 系統連系試験室(S)
    数十kW級の中小型パワーコンディショナ(PCS)から1 MWまでの系統連系試験にご利用いただけます。

様々な模擬試験を可能にする高性能電源システム

  • 集中管理システム
    試験用電源設備の運転管理を行い、各試験室で安全に試験が行えます。
  • 太陽光・蓄電池模擬電源
    電力 3300 kW、電圧 2000 V までの太陽電池アレイ等を模擬し、任意のスケジュールで出力変動が可能です。
  • 電力系統模擬電源
    低圧 400 V 級、高圧 600 V 級の世界各国の電力系統を模擬し、分散電源の様々な系統試験や、単独運転検出試験、事故時運転継続(FRT)試験等に対応します。
  • 実験用模擬負荷(5 MVA)
    太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)の単独運転防止試験装置等に利用可能な大型の模擬負荷です。
  • 模擬配電線路
    亘長8 km相当の高圧配電線を模擬し、配電線路における電圧変動への対策を検証可能です。
  • V2Gエミュレータ(360 kW)
    電気自動車の大電力充放電が可能な双方向直流電源です。

スマートシステム研究棟に関するお問い合わせ

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所 分散電源施設運営室

〒963-0298 福島県郡山市待池台2-2-9
電話:024-963-0818
Email:frea-ss-info-ml*aist.go.jp (*を@に変えて送信してください)