平成28年1月6日につくば市役所において「つくば科学教育マイスター」の認定式が行われ、企画本部広報サービス室 下村 正樹 総括主幹が「つくば科学教育マイスター」の第2号に認定されました。
「つくば科学教育マイスター」は、つくば市が科学万博30周年記念事業として、つくば市内の大学・公的研究機関等に所属し、市内の科学教育に関し顕著な功績があった者に、その顕彰を込めて認定する制度です。認定式では、市原 健一 つくば市長より認定書が渡されました。
下村総括主幹は、全国の科学技術イベントで、分光、偏光、紫外線などのテーマで科学教育を実践しています。
子どもを対象とした「実験教室」では、講師が行うデモンストレーションや、参加者自らが行う実験・工作をおり交ぜて科学の面白さを伝えています。小中学校や科学館のみならず、つくば市が主催する科学技術イベントにも出展するなど、幅広く活動しています。
一方、大人を対象とした「出前講座」では、専門分野である高分子を中心に、基礎的な知識や専門的な研究内容をわかりやすく紹介しています。産総研の活動や研究内容を知っていただくことで、一般の方々の科学に対する理解の醸成を促進することに貢献しています。
今回、このような科学教育に関する功績が市に認められ、「つくば科学教育マイスター」に認定されました。
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市原 健一 つくば市長(左)下村 正樹 総括主幹(右) |
認定者よりひと言:
今回の認定は、つくば科学フェスティバル2002で、初めて実験教室を行ったときには、思いもよらなかったことです。実験教室などの楽しさを教えてくれた同僚をはじめ多くの同僚にサポートしてもらった結果であり、感謝しています。より多くの科学者に、科学の面白さを伝える楽しみに目覚めていただき、多くの「マイスター」が出てくればと期待しています。
実験教室・出前講座とは:
産総研の職員が学校や各種公共施設を訪れて、それぞれの得意分野についてお話させていただく広報事業です。詳細は
出前講座・実験教室のページをご覧ください。