No. |
講座名 |
講座内容 |
主な対象者 |
派遣範囲 |
講師勤務地 |
中学生 |
高校生 |
大学 |
一般 |
D-1 |
火山噴火とその恵み、ときどき災い |
日本と世界の火山の活動を例にとって、火山の形態や噴火の仕方の多様性を解説し、そこから人間が受け取る恩恵と災害について考えるきっかけを提供します。最近噴火した火山やお住まいの地域の火山などを要望に合わせて、研究・調査の様子なども紹介します。J-1噴火実験と合わせて一コマの実験授業とすることが可能です。 |
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全国 |
茨城県 |
D-2 |
機能性材料の開発を目指して |
講師の研究対象とする超伝導、磁性、誘電体材料の研究分野を中心に、通常のセラミックス合成方法、地球科学の研究分野で用いられている高圧合成方法などの合成方法を紹介します。未知の物質の開発に至るまでの経緯に触れ、機能性材料開発について展望します。
講師が関わった企業経営、開発体制に関しての話にも、触れることができます。なお講演場所にもよりますが、液体窒素を用いた超伝導体の磁気浮上実験等も実演します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-3 |
高分子(プラスチック)入門 |
私たちの身の回りにあるプラスチック。プラスチックは高分子でできています。この高分子という考え方が一般に認められたのは、20世紀になってからです。高分子とはどういうものか、その歴史や、構造、性質など、合成高分子を中心に紹介します。時間があれば、講師の専門である分光法と高分子のかかわりについても紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-4 |
遺伝子組換え植物、ゲノム編集植物とはなにか
-その安全性、現状、展望- |
世界的視野でみると遺伝子組換え作物や花きが市場に投入されて久しいですが、その安全性を懸念する声はいまだに根強いようです。本講座では遺伝子組換え植物とはどんなものであるかをわかりやすく解説し、その安全性について科学的な見地から検討します。また、現在世界的に普及している遺伝子組換え植物の現状について解説するとともに、当研究所などで行われている最新の研究開発の状況やゲノム編集技術についても紹介し、将来の展望を述べます。 |
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全国 |
茨城県 |
D-5 |
再生可能エネルギー入門 |
太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギー全般に関する平易な解説を行います。エネルギー関連の技術史や、太陽電池の仕組み、風車の構造、なぜ日本に火山が多いのかなど、ご要望に応じた多種多様な内容を用意できますので、ご希望をお知らせ下さい。 |
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全国 |
福島県 |
D-6 |
福島再生可能エネルギー研究所の研究内容紹介 |
福島再生可能エネルギー研究所(FREA)の概要と、FREA唯一の研究ユニットである再生可能エネルギー研究センターの研究内容についての紹介です。年度初めに開催される研究成果報告会のダイジェスト版的な紹介が中心になりますので、専門レベルの高度な内容になりますが、ある程度のレベルダウンは可能です。 |
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全国 |
福島県 |
D-7 |
水素社会と電池のお話 |
天候などで勝手に変動する再生可能エネルギーを有効利用するには、電力があまった時に水素を水から作るなどして、必要な時に役に立つよう貯めておく手段が欠かせません。私たちに身近な乾電池やボタン電池などの電気のまま貯めておく方法のほか、水素社会での活用が期待されている燃料電池などの各種の電池も交え、ゼロエミッションなど水素社会へ向けての最新の技術をわかりやすく解説します。 |
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全国 |
福島県 |
D-8 |
活断層と地震の科学 |
日本列島にはたくさんの活断層があります。これらは将来的に地震を起こすものと考えられています。日本列島にはどのように活断層が存在し、それらはどのように調査され、調査結果をもとにどのように将来の地震を予測しているのかを説明します。また、最先端の予測手法についての研究トピックについても紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-9 |
地震と津波の科学 |
日本列島周辺は世界でも津波が多い場所です。津波はどうして起きるのでしょう。地質の研究から将来の地震と津波をどのようにして予測しているのかを説明します。また、最先端の研究トピックについても紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-10 |
新エネルギー教室 |
新エネルギーとは、できるだけ地球の資源を使わずにエネルギーを得る(特に、電気を作る)技術のことです。本講座では、新エネルギーの総論的な話に加え、希望に応じて(1)太陽光や風力などの自然エネルギー、(2)バイオマス、(3)燃料電池、の中から特に興味のある項目を選んでいただきます(複数選択可)。受講者に合わせた演示実験とともにわかりやすく解説します。 |
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全国 |
大阪府 |
D-11 |
省エネルギー教室 |
「省エネ」と言うと、「節約」や「我慢する」というイメージが思い浮かびますが、本当は違います。毎日の生活の中でほんの少し工夫するだけで、無駄なエネルギー消費を減らすことができます。「省エネ」の基本と、すぐに始められる省エネ実践方法についてわかりやすく解説します。 |
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全国 |
大阪府 |
D-12 |
きれいに分ける
-クロマトグラフィ入門- |
私たちは、普段の生活の中で知らず知らずのうちに「分ける・きれいにする」という作業をしています。分けることの重要性といろいろな分け方、そしてそのしくみについてクロマトグラフィの演示実験を交えながら解説します。また、DNA鑑定などクロマトグラフィーの手法が使われている事例をいくつか紹介します。 |
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全国 |
大阪府 |
D-13 |
環境触媒とは?
-科学の力で地球を救う- |
エネルギー消費の増加に伴って環境破壊が進み、このままでは人類は地球上で生活できなくなるかも知れません。本講座では、「触媒」をキーワードにし、触媒とは何か、触媒がわれわれの生活の中でどのように役立っているか、についてわかりやすく解説します。 |
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全国 |
大阪府 |
D-14 |
電池研究の紹介 |
私たちの暮らしに電気は欠かせません。その電気を手軽に持ち運びできる道具が「電池」です。本講座では,電池の基本的なしくみや種類を説明し,電池研究の歴史とともに産総研で研究されている最先端の電池について、演示実験を交えながらわかりやすく紹介します。 |
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全国 |
大阪府 |
D-15 |
カオスってなに? |
科学でいうカオスって「混沌」じゃないんです。規則は決まっているのに予測がつかない数値の列が、世界のあちこちにあります。学校の数学からほんの少し外れたところに広がる、不思議な数学の世界を紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-16 |
海の藻類が地球を冷やす |
雲には、太陽光の一部を反射して地球の気温を適度に冷やす役割があります。しかし、雲が作られるには、大気中に微小粒子が存在しなければなりません。海の藻類は、微小粒子の元になる化合物を生成しています。つまり、藻類は雲の形成に深く関わっているのです。演者は、日本南極地域観測隊に参加して南大洋、あるいは小笠原諸島父島などで微小粒子の観測研究を行ってきました。これら観測データから明らかになった藻類と微小粒子との関係を紹介します。また、微小粒子が大気環境に与える様々な影響を理解することは、将来の地球環境の正確な予測につながることを示したいと思います。 |
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全国 |
茨城県 |
D-17 |
ちびっこが並ぶ小さな機械
~微生物や組織細胞を整列させる方法とは?~ |
マイクロ流体デバイスという小さな装置を使って微生物や組織細胞を整列させる方法と、その方法を実現させるための微細加工技術を紹介します。
マイクロ流体デバイスは核酸の電気泳動やPCRなども簡易的に行える手のひらサイズの装置で、医療や製薬、生化学の分野で注目されているものです。 |
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全国 |
東京都 |
D-18 |
高圧力の世界 |
圧力はだれにも身近に体感できる物理的なパラメータです。圧力は実験手段として物質開発に活用されたり、そこで起き得る現象そのものに物理・化学的な興味を持たれていたり、時には地球や惑星の内部での秘密を解き明かしたり、研究者にとってもいろいろな側面を持っています。どんなふうに高い圧力を発生させるのか、また、そこでどんなことが起きるのかをご紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-19 |
日本列島山国誕生のなぞとき!! |
日本列島は、どのようにして世界有数の山国になったのでしょうか。どうして内陸地震を伴う活断層が、山地と平野や山地と盆地の境界に集中しているのでしょうか。厚紙模型を組み立てながら、日本列島の地殻変動のなぞをひもといていきましょう。 |
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全国 |
茨城県 |
D-20 |
石が語る、石と語る
-岩石の中の万華鏡世界- |
岩石を薄く切り、光が透けるくらいまで磨いた薄片を特殊な顕微鏡でのぞくと、美しい万華鏡の世界が広がります。紙コップで偏光板万華鏡を作って、宮沢賢治が聞いた石の声を聞いてみましょう。 |
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全国 |
茨城県 |
D-21 |
光触媒による水の浄化 |
光触媒はすでに私たちの社会で広く使われている環境浄化技術で、汚れ防止や空気の浄化に役立っています。しかし、水の浄化の分野では使われていません。なぜ日本では光触媒は水浄化に使われないのか?その一方で途上国の飲料水の改善には光触媒が使われる可能性があります。それはなぜなのか?光触媒の得手不得手を明らかにし、光触媒技術が世界でどのように使われていくことになるのか説明したいと思います。 |
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全国 |
茨城県 |
D-22 |
情報科学×材料科学
~人工知能で「材料の個性」の原点を探る~ |
近年、自動運転や自動翻訳など人工知能技術が広く注目を集めており、基礎研究の現場にもその導入が試みられています。本講座では、そもそも人工知能とは何か?基礎研究、特に材料開発の現場で人工知能がどう利用されるのか、その事例を紹介し、材料研究の先端に触れていただきます。 |
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全国 |
茨城県 |
D-23 |
“時計、時間、国際単位系”
~“時間”が“長さ”や“電流”の単位にも関係しているって知っていますか?~ |
時計は時刻を表示していますが、国によって時刻は違います(時差)。でも、時間の単位である”秒”は、全世界で同じであって欲しいですよね。
各国の標準研究所等で、国際的に決められた秒の定義に従って運転されている原子時計は、衛星測位システムの衛星から発射されている電波を用いて、絶え間なく相互に比較されています。
実は、長さの単位”メートル”が時間の単位(秒)と真空中での光の速さ(=周波数によらない電磁波の速さ)から定義されているため、1メートルを実現するためにも秒の定義に従った1秒が必要です。
令和元年5月の国際単位系(SI)の改定で、電流の単位(アンペア)も時間の単位(秒)から定義されるようになりました。
※電磁波:電場と磁場の変化を伝搬する波で、光も電波も電磁波です。 |
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埼玉県
茨城県 |
茨城県 |
D-24 |
科学は生活にどう役に立つのか |
科学は私たちの生活にはどのように役立つのか、科学的な考え方の大事さを、特に「科学的データの正しい見方」「身の回りのリスクの正しい捉え方」等を中心に、分かりやすい事例紹介を交えて解説します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-25 |
社会を支える計量標準 |
ものを測ることは日常生活に必要なだけでなく、商取引や徴税の基礎となったり、社会問題の解決に役立つなど様々な役割を担っています。ものを測ることの歴史や意味、精度を保証するための仕組み、最新の研究成果などを紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-26 |
熱から電気を生み出す技術 |
太陽、工場、車の中、家の中、人や動物など、まわりにはまだまだ利用できていない熱がたくさんあふれています。これらの熱がどうして利用しにくいのか、また利用するにはどうしたらよいかを説明します。その利用方法としては、熱を物理的に直接電気に変える熱電変換技術や、熱による化学反応を使って充電できる熱化学電池について解説します。これから大きく発展するIoT社会では、小さくて軽くて独立した電源が必要になります。無害で製造コストが安い有機材料を使って、熱から電気をつくりだし、無線ネットワーク用電源として実用化レベルに達した研究内容も紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-27 |
血管年齢、ご存知ですか?
-アンチ「血管」エイジングのすすめ- |
「ヒトは血管とともに老いる」という言葉があります。血管の老化は心臓病や認知症の発症リスクとして注目されています。本講座では、私たちが取り組んでいる「血管年齢」の評価法やアンチエイジングに関する研究成果を通し、健康寿命を延ばす方法を紹介します。 |
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全国 |
茨城県 |
D-28 |
バーチャルな自分を見つける脳 |
近年バーチャルリアリティなどにより、“自分ではないものをあたかも自分であるように認識する”という体験が一般的になっています。バーチャルユーチューバーなどは自分の身体を捨て、新しい身体を獲得している例かもしれません。本講座では「幽体離脱」やバーチャルリアリティ上での「自分に関する錯覚」と、それを支える脳のはたらきを紹介します。これからのバーチャル時代にどんなことが起きるかを参加者の方々と考える機会になればと思います。 |
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全国 |
茨城県 |