産総研:ニュース

お知らせ記事2021/05/13

学校法人立命館と国立研究開発法人産業技術総合研究所が連携および協力に関する包括協定を締結

学校法人立命館(京都府京都市、理事長:森島朋三、以下「立命館」)と国立研究開発法人産業技術総合研究所(東京都千代田区、理事長:石村和彦、以下「産総研」)は、双方の持つ強みを生かし、産業技術の振興、社会課題の解決、イノベーション人材の育成ならびに地域イノベーションの推進に寄与することを目的とした包括協定を2021年5月11日に締結いたしました。

立命館と産総研は本協定を通じて、双方の持つ技術的資源と立命館の人文社会科学から自然科学に至る異分野融合研究の強みを最大限に生かし、企業とも連携して、持続可能かつ活力ある社会のための課題解決とその成果の社会への実装を進めます。国内最大級の公的研究機関である産総研と西日本私立大学との協定締結は、初めてとなります。

森島朋三(立命館理事長)と石村和彦(産総研理事長)の写真

森島朋三(立命館理事長)   石村和彦(産総研理事長)

 

背景

2001年の立命館大学大学院理工学研究科と産総研との連携大学院協定締結を契機に、両者は研究者間の共同研究実施などの連携を進めてきました。特に近年ではお互いの強みを相乗的に連携させて次世代技術の開発に取り組んでいます。さらに、その社会実装を目指して企業を含めた共同研究などの連携を進めます。

 

包括協定に基づく取り組み

  1. 共同研究の推進
    立命館・産総研のネットワークを活用し企業を含めた共同研究を推進し、社会実装に向けた共同研究の場を設けます。
  2. 文理融合型プラットフォームの構築
    企業や地域社会を巻き込んだ課題抽出型のイノベーションプラットホームを構築します。
  3. 社会課題解決に資するイノベーション人材の育成
    共同研究へ立命館の学生が参加することを通じて技術の社会実装を推進する人材育成に取り組みます。