国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、PFAS対応を支援するプラットフォーム「PFAS Total Solutions(PFASOL)」を整備しました。
近年、欧州をはじめとする世界的なPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)規制の強化を背景に、製品設計、製造、使用、排出、廃棄といったサプライチェーン全体でPFAS対応が求められるようになっています。一方で、PFASは化学構造や用途が極めて多様であり、どの物質が対象となるのか、どのような分析や評価が必要となるのかを判断することは容易ではありません。
産総研はこれまで、環境中の微量化学物質の分析や評価に関する研究開発を進める中で、PFASの分析技術や評価手法の高度化に取り組んできました。とりわけ、複雑なマトリクスを含む環境試料を対象とした分析技術など、多様な分析手法を蓄積してきました。そしてこのたび、産総研の有するPFASに関する知見や技術を基に、企業等からの相談に応え、技術的な連携を進めるプラットフォームとしてPFASOLを整備しました。
PFASOLは、産総研の研究者ネットワークと連携しながら企業等のPFAS対応を支援します。産総研が蓄積してきたPFAS分析技術を中核に、分析手法の選択や分析結果の評価を企業等とともに進め、PFAS対応に必要な判断材料を提供するとともに、PFAS対策技術の検討や開発の支援にも取り組みます。PFASOLを通じて、産業界における持続的なPFAS対応を促進し、PFAS課題の解決と環境保全に貢献していきます。