2025/12/17
「Quantum 100」に金子晋久首席研究員が選出されました
国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(以下「G-QuAT」)の金子晋久 首席研究員は、国際量子科学技術年(International Year of Quantum Science and Technology; IYQ)における主要な取り組みである「Quantum 100」の一人に選出されました。
https://quantum2025.org/quantum-100-hub/
2025年は量子力学の誕生から100年にあたります。これを記念し、国際連合によって2025年はユネスコの国際量子科学技術年と定められています。その主要な取り組みである「Quantum 100」は、研究者や政策立案者、教育者から起業家、学生からコミュニケーターまで、世界中の量子分野に関わるあらゆる人たちの中から100 人の専門家を表彰し、支援するものです。量子科学・技術の発展に貢献する人々は、国籍も立場もバックグラウンドも様々です。「Quantum 100」は、「誰が」「どこで」「どんな形で」貢献しているかを可視化し、量子分野のコミュニティの多様性を示します。
産総研 首席研究員 金子 晋久(かねこ のぶひさ)
Dr. Nobu-Hisa Kaneko
量子計測分野の研究者として量子技術を精密計測や標準の実用化へつなげる研究に取り組んでいます。2003年産総研入所以降、計量標準総合センター(NMIJ)の中心的研究者として、次世代の量子電気標準の開発に貢献してきました。G-QuATにおいてもその取り組みを牽引、産学官連携を推進して、量子コンピューティングや量子センシングの実用化を加速させています。
また、国際的な量子計測標準の策定にも影響力を持ち、共同研究における豊富なリーダーシップを通じて、精密で信頼性の高い量子計測システムの国際的発展に寄与し続けています。
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