2026/05/12
AIRoA主催「ロボット基盤モデル開発コンペティション」で産総研・ソフトバンク・三菱電機の合同チームが優勝
大規模ロボットデータの質を自動で評価する手法により、高品質なモデル構築に成功
概要
国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」という)および三菱電機株式会社(以下「三菱電機」という)との合同チーム「Group6」で、一般社団法人AIロボット協会(以下「AIRoA」という)が主催する「ロボット基盤モデル開発コンペティション」(以下「本コンペ」という)に出場し、優勝しました。
本コンペは、2025年4月15日から2026年2月16日にかけて開催され、国内外の大学・企業・研究開発機関などの組織の研究者らで構成される6チームが参加しました。参加チームは、AIRoAが収集した数万時間に及ぶ大規模なロボット動作データセットを用いて、生活支援ロボットを動かすロボット基盤モデルを構築することを目的に、調理器具を使って食品を掴んだり、服をハンガーに掛けるなどの日常作業を、ロボットが実世界において遂行する能力を競いました。
産総研・ソフトバンク・三菱電機のメンバーによる「Group6」は、収集された各ロボットのデータの質を自動で評価・選別するデータキュレーション技術を強みに、絞り込まれた高品質なデータに基づくロボット基盤モデルの追加学習を行い課題に挑みました。その結果、ロボットの実作業成功率を基準とするスコアでトップを取り、優勝しました。
今後のAIロボットの社会普及につなげていくため、本コンペで得られた知見は今後論文発表などを通して公開していく予定です。
「Group6」チームの概要
名称:Group6
人数:13人
各組織の役割:
- 産総研 人工知能研究センター(実体知能研究チーム、コンピュータビジョン研究チーム):
データキュレーション手法の提案と実装、AIモデルの学習高速化手法の提案、AIモデル学習・評価、プラットフォーム構築、ロボット実機による検証
- ソフトバンク:
AIモデルの学習・評価、データ処理・学習パイプライン構築、シミュレーションによる検証
- 三菱電機:
AIモデル学習高速化手法の実装と性能評価
「ロボット基盤モデル開発コンペティション」の概要
本コンペは、AIRoAが、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する、国内の生成AIの開発力強化を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の支援を受けて開催されたものです。
Stage1では6つの研究グループが異なるアプローチでロボット基盤モデルの可能性を検証し、その成果を踏まえて有望なチーム・アプローチをStage2に集約する構成で進められました。
名称:ロボット基盤モデル開発コンペティション
開催期間:2025年4月15日〜2026年2月16日
詳細についてはAIRoAのウェブサイトをご確認ください。
AIRoAホームページ
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