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受賞

2018/10/12

2018 Ryman Prizeを受賞しました

2018年10月12日に2018 Ryman Prizeの特別式典がニュージーランドのオークランドで行われ、人間情報研究部門の柴田 崇徳 上級主任研究員が受賞しました。式典ではニュージーランド首相から賞を授与されました。

Ryman Prizeは、ノーベル賞医学賞やプリツカー賞(建築界のノーベル賞)を参考に、高齢者の生活の質の向上のための医療・福祉・健康分野での長年の貢献に対する世界最高峰の賞として、Ryman Foundationが2015年に創設しました。審査員を、国際的に著名な、ノーベル賞医学賞・受賞者、オックスフォード大学高齢化研究所・所長、ニュージーランド医師会・元会長等が務め、年に1人を表彰しています。

写真
Jacinda Ardernニュージーランド首相(写真左)とともにアザラシ型ロボット「パロ」を持つ、柴田上級主任研究員(写真右)


受賞者

人間情報研究部門 柴田 崇徳 上級主任研究員

受賞理由

受賞者は、1993年から、アニマル・セラピーが認知症患者などに与える利点の観察から発想を得て、ロボット・セラピーを提唱し、人工知能とロボット技術により、動物型ロボットの研究開発を行った。ロボットは動物に比べて、感染症の問題が無く、噛み付き等が無いためとても安全で、餌を与える必要もないといったメリットがある。

受賞者が開発したアザラシ型ロボット「パロ」は、認知症高齢者等の患者がふれあうことにより、気分を向上し、不安を低減し、痛みを軽減し、睡眠を向上し、孤独感を低減する等の効果があり、副作用が無い非薬物療法として、それらの臨床エビデンスが示されている。

パロは、2005年に商品化され、世界30か国以上で利用されており、将来のヘルスケアに大きな影響をもたらすことが期待されている。

また、アメリカのFDAから医療機器に承認されているだけではなく、イギリスのVictria and Albert Museum、フランスのルーブル、アメリカのMuseum of Modern Artでも展示された。

受賞者は、高齢者ケアにおけるロボット・セラピーの先駆者として20年以上に渡りパロの改良を続け(現在は第9世代)、同分野で根強い懐疑論に打ち勝った。

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国立研究開発法人産業技術総合研究所