受賞

2011/12/13

2011年度グッドデザイン賞を受賞

 産総研は、城崎このさき100年会議と共同で、日本産業デザイン振興会から「2011年度グッドデザイン賞」を受賞し、2011年11月9日に東京ミッドタウン・ホールで開催された授賞式で同賞を授与されました。

 グッドデザイン賞は、総合的なデザインの推奨制度です。母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来50年以上にわたって、私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰し続けてきました。

受賞対象名:RFID [ゆめぱ・プラス]

受賞対象の概要:
 城崎温泉は1400年の歴史がある伝統的温泉地で7つの外湯と温泉街で構成され、観光客は浴衣で外湯や街をめぐる。近年では、入湯券を電子化し街全体で観光客の履歴を把握しサービス向上に取り組んでいるが、観光地としてのイメージである伝統的温泉地の風情と高度な情報技術を調和させることが新たな課題である。ゆめぱ・プラスは、糸状のICタグと糸状のアンテナを織り込んだ布で作られた「ゆかた」と「のれん」によるRFIDシステムで、これを電子入湯券システムに導入・試験運用することで、伝統的な温泉街の風景の中に高度な情報システムを融合し、「浴衣の似合う街」としての城崎温泉の価値向上に寄与する。

詳細情報:
 http://unit.aist.go.jp/cfsr/contents/research/index.htm
 http://www.youtube.com/user/aistchannel#p/u/0/3OD2hU9Yv94 【動画】


受賞者写真
サービス工学研究センター 山本 吉伸 主任研究員、上岡 玲子 産総研特別研究員