お知らせ

2021/12/07

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準決勝および決勝において感染予防のための調査を実施

掲載日:2021/12/7
更新日:2021/12/9

概要

大規模施設でのイベントにおいては、観戦時の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを把握し、低減することが重要です。

これまで、産業技術総合研究所(以下、産総研)は、政府、公益財団法人日本サッカー協会(以下、JFA)および公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)などと連携して、サッカースタジアムにおける政府「ワクチン・検査パッケージ」に関する技術実証*において、ワクチン接種証明・陰性証明チェックブースなどでの入場者間の平均距離、観戦時の観客のマスクの着用の有無や応援方法、スタジアム内の歓声などを評価する実証試験を実施しています。

このたび、産総研は、JFAが主催する天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準決勝および決勝において、スタジアムの最大収容人数に対して入場者収容率100%の定員**で開催されることを受け、入場者間の平均距離、観戦時の観客のマスクの着用の有無や応援方法、スタジアム内の歓声などを評価する調査およびCO濃度計測器を活用したスタジアム内の密の程度の評価を実施します。さらに、取得したデータなどから各種対策の効果を評価します。この調査により、安全に観戦できる環境づくりに協力できると考えています。

なお、本調査は、地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門地圏化学研究グループ、情報・人間工学領域 人工知能研究センター社会知能研究チームおよびエネルギー・環境領域 安全科学研究部門リスク評価戦略グループの3領域の連携により実施します。

*内閣官房「ワクチン接種が進む中における日常生活の回復に向けた特設サイト」
https://corona.go.jp/package/

**政府の方針である「イベント開催等における感染防止安全計画等について」に基づき、JFAが開催地自治体に「感染防止安全計画」を示し、その内容が承認されたことによる定員。今後の感染状況などにより、緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置などが発出された場合は、政府・自治体の方針に従い収容率(入場者数)の変更や、ワクチン・検査パッケージなどに変更となる可能性がある。

調査概要

                
評価項目
調査内容
マスク着用率の把握および拍手、万歳、ハイタッチなど10種類程度の行動の推定 ハンディカメラでの撮影および解析
入場者間の平均距離などのソーシャルディスタンスの把握 レーザーレーダーによる計測および解析
観客の非意図的な声出しや応援状況などの把握 マイクロホンアレイによる計測および解析
スタジアム内の密の程度の評価および換気状況の把握 CO濃度計測器によるCO2濃度計測

観客席を撮影するカメラ画像は、個人が特定できない程度の解像度で取得し、個人の特定はいたしません。また、音響センサは、個々の音声ではなく喧騒の計測のために用い、個々の人の声についての音声認識や会話記録は行いません。なお、得られた画像や音声などの情報は、本研究用途以外に使用することはありません。調査についてご不明点がありましたら、下の問い合わせ先にご連絡ください。

調査実施日と実施会場

本調査実施予定日は、随時追加していきます。

      
試合
日程
会場
カメラ撮影
レーザーレーダー
マイクロホンアレイ
CO2測定
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準決勝 2021/12/12 埼玉スタジアム2002 実施 実施   実施
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準決勝 2021/12/12 等々力陸上競技場 実施     実施
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 決勝 2021/12/19 国立競技場 実施 実施 実施 実施

成果の発表方法

本調査を元とした研究成果はホームページなどにて一般の方にも分かりやすく報告します。得られた知見はJFA、政府および自治体などと共有して今後の大会運営に生かしていきます。また、詳細な研究成果については論文などで学術的な発表を行う可能性があります。

 

お問い合わせ先

広報部報道室
Eメール:hodo-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)