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お知らせ

2020/11/02

2020 Jリーグ YBC ルヴァンカップ決勝における感染予防のための調査について

調査概要

新型コロナウイルス感染の終息が見えない中、安全にイベントなどを開催するには、どのような状況で感染が広がるかを知ることが重要で、社会的にも関心が持たれています。

特にスタジアムのような大規模施設でのイベントには、一度に多くの観客が集まることから入場者数、マスク着用の有無、混雑の程度、応援方法の違い等が感染の広がりに影響すると考えられています。しかし、人の目では混雑の程度や応援方法などを定量的に把握することは困難です。

そこで産業技術総合研究所(以下「産総研」という)では、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(以下「Jリーグ」という)と連携し11月7日に開催されるYBCルヴァンカップ決勝において、国立競技場内にカメラ、レーダー、CO2(二酸化炭素)計測器を設置し、入場者間の平均距離、マスクの有無、応援方法などの行動、CO2濃度の変化などを推定・測定します。

産総研が蓄積してきた知識をもとに、得られたデータから、スタジアムのどこで混雑が発生し、どのように行動しているか、CO2濃度の変化が密接、密集、密閉とどのように関係するかを分析します。これらの結果から、スタジアム内の密状態を把握できるようになれば、今後安全に大規模イベントを開催するための指針づくりに協力できると考えています。

なお本調査は、情報・人間工学領域 人工知能研究センター、エネルギー・環境領域 安全科学研究部門及び地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門の3領域が連携により実施します。

データ取得日と撮影場所

日時:2020年11月7日 JリーグYBCルヴァンカップ 決勝戦
   ※11月4日(木) 開催延期が決定されました。
    
開催延期となっておりました決勝戦は1月4日(月)に開催されることとなりました。
場所:国立競技場内
   ハンディカメラ :北/南サイドスタンド カテゴリー5付近   4台
   レーザーレーダー:コンコース ゲート付近          3台
   二酸化炭素計測器:スタンド、コンコース、トイレ、売店等  約30台

図

設置機器:左からハンディカメラ、レーザーレーダー、二酸化炭素計測器

 

調査で抽出する情報の概要

  • 人間の領域の矩形。拍手、万歳、ハイタッチなど10種類程度の行動の推定。マスクの有無の調査。
  • 映像内の人間の位置。ソーシャルディスタンシング。
  • 測定場所の二酸化炭素濃度。
図

処理イメージ:左はレーザーレーダの点群データの処理例。右は二酸化炭素濃度の変化のイメージ図。

 

個人情報やプライバシーに対する配慮

個人が特定できない解像度によるカメラ画像を用いることにより顔の認識や個人の特定は致しません。

 

成果の発表方法

本調査をもととした研究成果はホームページ等にて一般の人たちに分かりやすく報告します。 得られた知見はJリーグや国立競技場などに共有して今後の大会運営に生かしていきます。

また、詳細な研究成果については論文などで学術的な発表を行う可能性があります。 ホームページや論文などで研究成果を報告する際には個人が特定できないように加工したデータおよび統計情報を利用します。

 

Q and A

  • Q.本件取り組みを手伝いたいです。どうすればいいですか。
    A.ありがとうございます。スタジアムで観戦して頂くことが本件取り組みを手伝っていることになります。是非チケットを購入して試合を観戦して下さい。
  • Q.どうしても撮影されたくない場合はどうすればいいですか。
    A. 下記お問合わせ先に JリーグIDに登録しているメールアドレスからデータ消去希望座席番号を連絡してください。その座席周辺のデータを消去いたします。

お問い合わせ先

広報部報道室
Eメール:webmaster-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)

 

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国立研究開発法人産業技術総合研究所