産総研:研究ハイライト 可視光全域の波長をカバーする、世界で初めての標準LEDを開発

2015研究ハイライト 可視光全域の波長をカバーする、世界で初めての標準LEDを開発

注目ポイント

産総研は、LED照明製品の正確な測定に適した標準光源として、可視光のほぼ全ての波長で十分な強さをもつ標準LEDを開発いたしました

開発した標準LEDの写真と図
開発した標準LED

LED照明や有機EL照明などの固体素子照明は、スペクトルが様々であるため、色や明るさの特性が千差万別です。その性能を高精度に評価するためには、特性が正確に求められた標準光源を準備し、これと比較しながら光の波長ごとの強度を正確に測る必要があります。固体素子照明に特有の前面にだけ光を放射する特性に対応し、可視光の波長(380nm~780nm)全体で十分な光強度を持つ標準LEDが開発できたことで、製品開発の加速や性能向上への貢献が期待できます。

※日亜化学工業株式会社との共同開発。同社より販売開始済み。

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本研究テーマに関するお問合せ先

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物理計測標準研究部門

研究員 中澤 由莉(なかざわ ゆり)(左)、主任研究員 丹羽 一樹(にわ かずき)(中央)、主任研究員 神門 賢二(ごうど けんじ)(右)


〒305-8563 茨城県つくば市梅園1-1-1 つくば中央第3
話:029-861-4346(計量標準調査室)
ウェブ:https://unit.aist.go.jp/ripm/