産総研 - ニュース 受賞

2013/03/21

「ナイスステップな研究者」に選定

石原 舜三 特別顧問の写真
科学技術政策研究所 桑原所長(左) 
安川香澄 研究グループ長(右)

平成24年12月20日に地圏資源環境研究部門 地圏環境評価研究グループの安川 香澄 研究グループ長が、科学技術政策研究所により「科学技術への顕著な貢献 2012(ナイスステップな研究者)」に選定されました。

 文部科学省科学技術政策研究所では、2005 年より科学技術への顕著な貢献をした方々を「ナイスステップな研究者」として選定しており、これらの方々の活躍は科学技術に対する夢を国民に与えてくれるとともに、我が国の科学技術水準の向上につながるものです。

ナイスステップな研究者(研究成果普及部門)
テーマ:「一般市民向けの活動を通じて、地熱発電普及促進に貢献」

内容: 安川研究グループ長は、地熱貯留層の数値モデル化や地中熱利用のための地下水流動の研究者であるが、日本地熱学会の地熱開発への理解を求める活動の中心的役割を担っており、国内外の地熱関係者とのネットワークを活用して、各国の行政機関の取組、規制等も含めた地熱開発に関する情報を積極的に収集・発信している。
 世界では地熱開発が急速に拡大していること、地熱開発は温泉利用と共存共栄できること、日本の地熱開発の技術は優れていることなどを講演やラジオを通じて情報発信するとともに、行政機関にも情報提供している。関係者の地道な働きかけも功を奏し、関係法令が改正され、日本の10 数箇所で地熱発電を目指した調査が始まっている。更なる地熱発電の普及促進に貢献することが期待されている。