鹿児島県、国立大学法人鹿児島大学および国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、鹿児島県内の未利用資源の有効活用に向け、3機関が連携して研究開発や事業化を推進するSAKURA-GXブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(SAKURA:Sustainable Applications of Kagoshima Unused Resources Alliance)を整備すべく、2026年9月1日付で覚書を締結しました。
「鹿児島県内の未利用資源の有効活用とGXの推進」をテーマとして、シラス、燃焼灰、未利用海藻、畜産・農林水産業などから生じる資源の性状把握、資源化技術、製品化に向けた研究開発と制度設計を進めます。3機関と地域企業との共同研究などを通じて、新産業の創出、地域経済の活性化および地域社会課題の解決に貢献します。
未利用資源に関する課題に限らず、企業の技術ニーズや社会実装上の課題についても、鹿児島県、鹿児島大学および産総研が有する幅広い知見とネットワークを生かし、課題解決に向けた支援を行います。
鹿児島県では、農業・畜産業が地域経済を支える基幹産業となっているほか、離島・海洋を含む多様な地理的環境のもと、シラスなどの火山噴出物、海藻、木質資源、畜産・食品産業由来の副産物、廃棄物などから生じる燃焼灰といった地域特有の未利用資源が豊富に存在しています。
これらの未利用資源を循環的に活用し、新たな製品やサービスへつなげることは、廃棄物削減やCO2排出削減に加え、県内産業の競争力向上と持続的な成長に資するものです。
一方で、未利用資源の性状把握が十分でなく、用途に適した資源の選定、前処理、品質の安定化、量産プロセス、性能の科学的裏付け、認可取得など、製品化・社会実装に向けて解決すべき課題が多くあります。
3機関は、本覚書に基づいて連携を進め、地域資源の産出から資源化・製品化までを一気通貫で担う地域エコシステム「鹿児島モデル」の構築を目指します。
ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(BIL)は、企業ニーズを核として、地域大学、自治体、公設試などと産総研が持つ研究シーズを用いた共同研究などを実施する連携体制です。成果の橋渡しと人材育成を通じて、地域企業の事業化支援による新産業創出、地域経済活性化および地域社会課題の解決を目指します。SAKURA-GX BILは全国で5例目、九州地域では初となります。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ブランディング・広報部 報道室
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