お知らせ

2022/02/09

2022年度Jリーグスタジアムにおける 新型コロナウイルス感染予防のための調査について

掲載日:2022/2/9
更新日:2022/2/24
更新日:2022/3/3
更新日:2022/3/17
更新日:2022/5/11

概要

大規模施設でのイベントにおいては、観戦時の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを把握し、低減することが重要です。

これまで、産業技術総合研究所(以下、産総研)は、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(以下「Jリーグ」という)やクラブと連携し、JリーグYBCルヴァンカップ決勝等において、スタジアムにおける観客・選手やスタッフの感染予防のため、観戦時の観客のマスク着用の有無や応援方法、スタジアム内の歓声などを評価する調査を進めてきました。

2022年度もJリーグおよびクラブと連携して、調査を継続することになりました。2022年2月12日に日産スタジアムで行われるFUJIFILM SUPER CUP 2022よりスタートします。入場者間の平均距離、観戦時の観客のマスクの着用の有無や応援方法、スタジアム内の歓声などを評価する調査およびCO濃度計測器を活用したスタジアム内の密の程度の評価を実施します。また、リアルタイムでのマスク着用率やCO濃度計測を実施し、スタジアム内での感染予防に関する情報発信も試行します。

なお、本調査は、新型コロナウイルス感染リスク計測評価研究ラボ*、地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門地圏化学研究グループ、情報・人間工学領域 人工知能研究センター社会知能研究チーム、およびエネルギー・環境領域 安全科学研究部門リスク評価戦略グループが連携して実施します。

*新型コロナウイルス感染リスク計測評価研究ラボ
2021年12月20日に設立された産総研の融合研究ラボ。5つの研究領域を横断的に融合した研究ラボで新型コロナウイルス感染リスクを総合的に計測・評価する研究を推進。
詳細は、新型コロナウイルス感染リスク計測評価研究ラボホームページを参照

 

調査概要

                
評価項目
調査内容
リアルタイムのマスク着用率の把握
拍手、万歳、ハイタッチなど10種類程度の行動の推定
ハンディカメラでの撮影およびリアルタイム解析
入場者間の平均距離などのソーシャルディスタンスの把握 レーザーレーダーによる計測および解析
観客の非意図的な声出しや応援状況などの把握 マイクロホンアレイによる計測および解析
スタジアム内の密の程度の評価および換気状況の把握 CO2濃度計測器による計測

観客席を撮影するカメラ画像は、個人が特定できない程度の解像度で取得し、個人の特定はいたしません。また、音響センサは、個々の音声ではなく喧騒の計測のために用い、個々の人の声についての音声認識や会話記録は行いません。なお、得られた画像や音声などの情報は、本研究用途以外に使用することはありません。調査についてご不明点がありましたら、下の問い合わせ先にご連絡ください。

調査実施日と実施会場(試合会場は随時追加します。)

      
試合
日程
会場
カード
カメラ撮影
レーザーレーダー
マイクロホンアレイ
CO2測定
FUJIFILM SUPER CUP 2022 2022/2/12 日産スタジアム 川崎vs浦和 実施 実施 実施 実施
明治安田生命J1リーグ 第2節 2022/2/26 県立カシマサッカースタジアム 鹿島vs川崎 実施 実施* - -
明治安田生命J1リーグ 第3節 2022/3/6 県立カシマサッカースタジアム 鹿島vs柏 実施 実施* - -
明治安田生命J1リーグ 第8節 2022/4/10 県立カシマサッカースタジアム 鹿島vs横浜FM 実施 実施* - -
明治安田生命J1リーグ 第13節 2022/5/14 県立カシマサッカースタジアム 鹿島vs札幌 実施 実施* - -
明治安田生命J1リーグ 第17節 2022/6/18 県立カシマサッカースタジアム 鹿島vs京都 実施 実施* - -

*産総研と鹿島アントラーズの包括連携協定のもと実施
https://www.aist.go.jp/aist_j/news/pr20170729.html

成果の発表方法

本調査を元とした研究成果はホームページなどにて一般の方にも分かりやすく報告します。得られた知見はJリーグやクラブおよび自治体などと共有して今後の大会運営に生かしていきます。また、詳細な研究成果については論文などで学術的な発表を行う可能性があります。

 

お問い合わせ先

広報部報道室
Eメール:hodo-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)