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お知らせ

2021/03/31

2021年度Jリーグスタジアムにおける 新型コロナウイルス感染予防のための調査について

掲載日:2021/3/31
更新日:2021/4/2

調査概要

スタジアムのような大規模施設でのイベントにおいては、観戦などに訪れる観客だけでなく、選手やスタッフのクラブハウスやスタジアムにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを把握し、低減することが重要です。

これまで、産業技術総合研究所では、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(以下「Jリーグ」という)やクラブと連携し、JリーグYBCルヴァンカップ決勝やFUJI XEROX SUPER CUP 2021をはじめとして、スタジアムやクラブハウスなどにおける観客・選手やスタッフの感染予防のための調査を進めてきました。これらの調査結果などを踏まえ、2021年度においても、Jリーグおよび各クラブと連携して、カメラ、レーザーレーダーを設置し、入場者間の平均距離、マスクの着用の有無、応援方法などの行動を評価することに加えて、マイクロホンアレイを用いたスタジアム内の歓声などの評価の実証試験を開始します。また、CO2濃度計測器およびリアルタイムCO2濃度計測器を活用して、トイレやコンコース、ショップなどの個室の密の程度を評価し、必要に応じて換気などの必要性の情報を提供します。取得したデータをもとにして、スタジアムで実施される各種対策の効果の評価を実施することで、より安全に観戦できる環境づくりに協力できると考えています。

なお本調査は、地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門地圏化学研究グループ、情報・人間工学領域 人工知能研究センター社会知能研究チーム、エネルギー・環境領域 安全科学研究部門リスク評価戦略グループの3領域の連携により実施します。

調査で抽出する情報の概要

  • カメラによる領域の矩形。拍手、万歳、ハイタッチなど10種類程度の行動の推定。マスク着用率およびマスク不着用の状況の把握
  • レーザーレーダーによる人間の位置および入場者間の平均距離などのソーシャルディスタンス
  • マイクロホンアレイによる観客席の応援状況などを把握。スタジアム環境下では、観客の応援音声だけでなく、鳴り物やアナウンスなどさまざまな音が計測の妨害音として存在するが、このような環境下でのアレイ信号処理の技術的な適用可能性の探索
  • CO2濃度計測器およびリアルタイムCO2濃度計測器による密の程度の評価および換気の必要性情報の提供
  • Jリーグおよび各クラブが実施する各種対策の効果の評価
CO2濃度計測器の一例

CO2濃度計測器の一例
トイレでのCO2濃度と変化のイメージ図

トイレでのCO2濃度と変化のイメージ図
図

設置機器:左からハンディカメラ、レーザーレーダー

個人が特定できない程度の解像度によるカメラ画像を用いることにより顔の認識による個人の特定はいたしません。また、マイクロホンアレイは、個々の音声ではなく喧騒の計測のために用い、個々の人の声についての音声認識や会話記録は行いません。なお、本研究用途以外に使用することはありません。

調査取得日と測定場所

本調査実施予定日は、随時追加していきます。

       
日程
カード
カメラ撮影
レーザーレーダー
マイクロホンアレイ
リアルタイムCO2測定
CO2測定
2021/4/3(土) 名古屋vsFC東京 実施 実施 実施 実施 実施
2021/4/11(日) FC東京vs川崎F 実施 実施 実施 実施 実施

成果の発表方法

本調査をもととした研究成果はホームページなどにて一般の人たちに分かりやすく報告します。 得られた知見はJリーグや各クラブ・スタジアムなどと共有して今後の大会運営に生かしていきます。また、詳細な研究成果については論文などで学術的な発表を行う可能性があります。ホームページや論文などで研究成果を報告する際には個人が特定できないように加工したデータおよび統計情報を利用します。

 

お問い合わせ先

広報部報道室
Eメール:webmaster-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)

 

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国立研究開発法人産業技術総合研究所