お知らせ

お知らせ記事2018/11/28

タイのタマサート大学と研究協力覚書を締結
-人工知能をはじめとするコンピュータサイエンスの5分野における連携を推進-

タイのタマサート大学【Rector Gasinee Witoonchart】(Thammasat University、以下「TU」という)と国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)は、人工知能をはじめとするコンピュータサイエンスの5分野において情報交換や研究協力を進めていくための国際的なコミュニティの構築に向けた連携に合意する研究協力覚書(以下「MOU」という)を平成30年11月27日に締結しました。

TUは、タイで2番目に古い大学で、法学系の大学として設立され、現在はあらゆる学術分野において国際的な研究成果を創出する名門です。同大学のシリントーン国際工学部(SIIT:Sirindhorn International Institute of Technology)は日本の経団連やタイ工業連盟が設立に関与し、アジアや欧州の大学とも連携する国際的な高等教育機関です。

今回のMOUでは、産総研の情報・人間工学領域【領域長 関口 智嗣】 人工知能研究センター、および情報技術研究部門が中心となり、TUのシリントーン国際工学部、およびコンピュータサイエンス学部(Department of Computer Science)と連携し、人工知能、人工知能に関連するデータサイエンス、システム/インフラストラクチャ、ヒューマンコンピュータインタラクション、IoTの5分野において、研究交流、共同研究の検討、研究者の相互訪問、インターンシップによる教育等を推進していきます。

なお、11月27日のMOU締結に際し、タマサート大学ランシット・キャンパスにおいてMOU署名式を行いました。署名式では関口 智嗣(理事/情報・人間工学領域長)が産総研代表、Siriwan SuebnukarnVice Rector for Research and Innovation)がTU代表を務めました。Gasinee Witoonchart(Rector)は事前にMOUに署名しました。TUでは、MOU署名式と同時にInternational Symposium on Asian AI for Business and Industryも開催されました。

調印の様子の写真
調印の様子
調印後の記念撮影写真
調印後の記念撮影