「千葉県柏市にある産総研柏センターから研究紹介に来ました!ぜひ、バーチャル柏センターを体験してください。」
産総研臨海副都心センター一般公開2026が9月12日・13日の2日間にわたり開催されました。
柏センターからはインターバース研究グループが体験ブースを出展し、約300人に「バーチャル柏センター」を体験いただきました。
お台場にある産総研の施設に居ながら、(バーチャル空間に再現された)柏の葉にある産総研の施設を探検できますと来場者にお声掛けしていると、産総研が柏にもあることに「へぇ」とリアクションされることもしばしば。
産総研の拠点が北海道から九州まで全国に所在することも紹介しました。
なんと転倒リスクスコア100点が出た
13歳以上の方には、「座位での体操動作に基づく転倒リスク評価」を体験していただきました。
椅子に座ってヘッドマウントディスプレイを装着すると、バーチャル柏センターの実験室内が再現されます。
目の前に座っているアバターの動きに合わせて、自分の左右の足を交互に上下運動することで、転倒リスクが評価され、スコアがモニターに表示されます。
転倒リスクスコアが低いと転びやすい、高いと転びにくいという評価になります。
多くの方に関心を寄せていただき、体験いただくことができました。
そんな中で、なんとスコア100点という方が現れました。

「お~!」
スコア100点が表示されると、柏ブースからは思わず拍手と歓声が上がりました。
担当した一刈良介さん、大槻麻衣さんは、ただ体験いただくのではなく、なぜVRを使い座ったままで転倒リスクを評価する技術を開発したのか、その背景を説明していました。
歩行による転倒リスク評価技術は普及が進んでいますが、その評価中に転倒リスクが高い人は実際に転倒してしまう可能性があります。
それでは本末転倒です。
こうした説明をすることで、自身の転倒リスクを知るだけでなく、転倒リスクに対する理解を深めたり、予防について考えたりする「きっかけ」作りにもなります。
13歳未満も体験。バーチャル柏センターを探検しよう!
コントローラーを操作して、バーチャル柏センターの施設内を探検しながら、現れる魔物をやっつけるプログラムは、いつの間にかお子さんたちの列ができていました。
お子さんが体験している間、その様子を見ている大人たちに技術開発の背景についてご紹介。
実はこの技術、テレワークが定着してきた現代社会の課題解決のために開発してきたという背景があります。
テレワークしている時に、リアル出勤している時とのコミュニケーションに違和感を覚えたことはないでしょうか。
例えば、オンライン会議で会話をしていても、相手との距離を感じたことはありませんか。
インターバース研究グループでは、リアルとバーチャルをつなぐ「インターバース」空間を構築し、その中にバーチャルオフィスを設置することで、コミュニケーション時に生じる違和感の軽減や、多様な働き方を支援する技術のの研究開発を進めています。
説明を聞いている方の中には、テレワーク時の違和感について思い当たることがあるようで、頷いている方も少なくありませんでした。
また、体験したお子さんたちからは、「どうしたら研究者になれますか」といった質問が出るなど、素敵なリアクションをいただくことができました。
臨海副都心センター一般公開は、多くの来場者に柏センターについて知っていただく機会になりました。
柏センター産学官連携推進室長 森郁惠さんコメント
今回、臨海副都心センターからのお声がけで、他の地域センターでも研究紹介をする機会を得ることができました。
来場・体験された方々の感想やコメントから、柏センターでの一般公開に向けて、さらに分かりやすく楽しく研究成果を体験していただくためのヒントを得られたと思います。また、展示ブースのサポートとして、臨海副都心センターやつくばセンターから強力な助っ人が加わり、産総研内での人の繋がりも嬉しいことでした。
次は、柏センターの一般公開で皆さまをお待ちしています。
今年の柏センター一般公開は、11月3日(祝・火)に開催予定です。
様々な研究をご紹介し、体験いただけるよう準備を進めています。
https://www.aist.go.jp/aist_j/information/research_bases/kashiwa/news/kashiwa-ippankokai2026.html
また、つくばセンターで「産総研25周年特別公開」が、11月21日(土)開催されます。
https://www.aist.go.jp/sc/openhouse/2026/
柏センターからも出展予定です。
ぜひ、ご来場をお待ちしております。