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つくって学ぼう

手作り電池 ~キウイ電池からスライム電池~

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キウイに挿した銅板と亜鉛板に豆電球をつないだ様子の写真

スライムをつくってみよう!

スライムは、材料を揃えれば、学校やお家でも簡単に作ることができます。
ここでは、洗濯のりを使った方法をご紹介します。

必要なもの

  • 洗濯のり(PVA(ポリビニルアルコール)が入っているもの)
  • 硼砂(四ホウ酸ナトリウム十水和物)(薬屋さんにあります)
  • 銅板と亜鉛板(ホームセンターや金物屋さんにあります)
  • 紙コップと割り箸
  • ワニ口クリップ付きコード、豆電球、発光ダイオード、電子メロディ
    (電子部品を取り扱っている模型屋さんにあります)
  • 食紅などの着色料
    (ここでは研究で使っている色素を使いましたが、これである必要はありません)
必要なものの写真

作り方

硼砂と洗濯糊の写真

最初は硼砂(ほうしゃ)と洗濯のりを用意します。

硼砂の飽和水溶液の写真

それぞれの水溶液を作ります。このとき使う水は水道水で構いません。まず、硼砂の飽和水溶液を作ります。ぬるめのお湯に硼砂を入れてよくかき混ぜます。しばらく放置して、お湯が冷めたら再びよくかき混ぜ、少し溶け残るくらいまで、硼砂を加えながら、この作業を繰り返します。

着色料をくわえた飽和水溶液の写真

この硼砂の飽和水溶液に着色料を加えて色を着けます。色を着けなくてもスライムはできます。

洗濯糊にその半分から同じくらいの量の水を加えた溶液を用意します。このとき、加える水の量が少ないと固いスライムが、多いと柔らかいスライムになります。

水で薄めた洗濯糊に硼砂の飽和水溶液加えて、割り箸でかき混ぜている写真

水で薄めた洗濯糊に硼砂の飽和水溶液を、割り箸などでよくかき混ぜながら加えます。すぐに固まって、スライムができます。

できあがったスライムの写真

コップに残った溶液を捨てて、スライムを取り出します。

スライムはプラスチックの仲間です。捨てるときは「燃えないゴミ」として捨てて下さい。

調べてみよう

  • 洗濯のりの薄め方とスライムの固さの関係を、いろいろなスライムを作って調べてみましょう。
  • このスライムは食べられませんが、電池以外にも、ハンコの代わりにするなど、アイディア次第でいろいろと遊べます。使い道を考えてみましょう。
  • スライムはポリマーや高分子と呼ばれる化学物質の一種です。身の回りにはさまざまなポリマーが使われています。ポリマーや高分子、プラスチックという言葉の意味も調べてみると、面白いことがわかりますよ。