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つくって学ぼう

手作り電池 ~キウイ電池からスライム電池~

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キウイに挿した銅板と亜鉛板に豆電球をつないだ様子の写真

実験してみよう!

では次に、スライムを使って電池を作ってみましょう。

スライムの作り方はこちら

三色のスライムを直列につないで、電子メロディを試している写真 三色のスライムを直列につないで、発光ダイオードを試している写真

三色のスライムを直列につないで、電子メロディと発光ダイオードで試してみました。

スライムが三つのときの電圧をテスターで計っている写真 スライムが四つのときの電圧をテスターで計っている写真

スライムが三つのとき(1.3V,0.05mA)と四つのとき(1.8V,0.1mA)の電圧をテスターで計ってみました。

四つのスライムを直列につないで、豆電球を試している写真

四つで試してみました。

豆電球は光りませんでしたが、電子メロディが鳴り、発光ダイオードもわずかに光りました!

もっとたくさんつなげば、もっと光るかもしれませんね。

このスライムのようなものを使えば、液体がこぼれたりしないので、使いやすい電池が作れますよね。これを発展させたのが乾電池です。

もっと簡単に電池は作れないのでしょうか?

10円玉の上にティッシュの切れ端をのせた写真 10円玉の上にティッシュの切れ端をのせ、その上に1円玉をのせた写真 10円玉の上にティッシュの切れ端をのせ、その上に1円玉をのせ、さらにティッシュの切れ端をのせている写真

みなさんのお財布の中に1円玉と10円玉は入っていませんか?

コインをよく洗って、塩水やレモン水を染み込ませたティッシュの切れはしを間に入れて、10円玉と1円玉を交互に重ねてゆきます。

コインを使った電池の電圧をテスターで測っている写真

五枚ずつ積み重ねたときの電圧(0.8V)をはかってみました。

これでも電池になっていますよね。そうです、二種類の金属と電気を流すものとの組み合わせで電池ができるということの証明ですね。

私たちの生活に欠かせない電気。その電気はどうやって作られているのでしょう。発電所に大きな電池があるわけではありません。今回の実験で見てきた、化学反応を使った方法だけでなく、さまざまな電気の作り方があるんです。また、電池と言っても、一回しか使えない電池や、充電してくり返し使うことのできる電池もあります。それぞれの電池や電気の作り方は、使い方や性能によって、適材適所なんです。みなさんも、この実験を機会に、電池のことをいろいろと調べてみてください。きっと、不思議なことや発見があると思いますよ。