産総研:ニュース

お知らせ記事2015/07/29

三井住友銀行と産業技術総合研究所の業務連携に関する覚書締結について

 株式会社 三井住友銀行(頭取:國部 毅)と、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長:中鉢 良治)は、ベンチャー企業の事業化支援や、成長産業における産業振興の相互協力を目的とした業務連携に関する覚書を締結しました。

 日本国内には、優れた技術シーズが豊富にある一方で、米国・西海岸のように、ITやテクノロジー等の技術シーズと優れた人材や投資家が結び付き、ベンチャー企業が次々と創出される「ベンチャー創造の好循環(エコシステム)」が確立できているとは言い難い状況にあると言われており、国内の優れた技術を事業化し、育成する仕組みづくりが喫緊の課題となっております。

 本覚書の締結により、三井住友銀行の「ベンチャー企業・成長産業に係るネットワーク」と、産業技術総合研究所の研究開発力を基盤とした「技術シーズ・技術の目利き力」を連携させることで、国内のベンチャー事業化支援、ならびにロボット分野等の成長産業振興に係るプラットフォームの構築を目指します。 

 今後、三井住友銀行と産業技術総合研究所が構築したプラットフォームに、国内外の産官学各種機関で創発される技術シーズや新規事業を検討される企業の皆さまに参画いただくことで、国内の課題である、「ベンチャー創造のエコシステム」の確立、日本経済活性化に貢献してまいります。

<連携協力事項>
 ○起業家育成、ベンチャー企業の事業化支援(ベンチャー創造のエコシステム構築)
  ・起業家育成セミナーの開催
  ・様々な成長産業のオープンイノベーションを促すピッチコンテストの開催
 ○成長産業の産業振興(ロボット分野等)、その他新産業創出に向けた連携
  ・企業の相互紹介
  ・産業技術総合研究所による技術コンサルティングの提供
  ・今後成長が見込まれる、有望な成長産業の発掘


調印式の写真
調印式の様子
(左)産総研 中鉢理事長  (右)三井住友銀行 橘副頭取