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2016研究ハイライト LED照明に対応した高輝度、長残光な蓄光材料を開発

要点

LED照明でも残光輝度が従来の約3倍、残光発光時間が2倍の蓄光材料を開発。光MOD法により樹脂製の蓄光フィルムを作製。

従来法と光MOD法の比較(左下)と製膜した蓄光フィルム(10cm角、2μm)(右)の図
図1 従来法と光MOD法の比較(左下)と製膜した蓄光フィルム(10cm角、2μm)(右)

新たな成果

開発した蓄光材料は、金属有機化合物を用いた化学溶液法により金属イオンのドーピングを精密に制御し、新しい合成プロセスを用いて作製した。さらに、ハイブリッド溶液を開発し、光MOD(金属有機化合物分解)法により、基板上に高輝度蓄光フィルムを製膜した。本方法は熱処理が不要なので、樹脂基板の劣化や蛍光特性の低下が少ないフィルムを製作できる。

背景

省エネ化で屋内照明が蛍光灯からLED照明に置き換えられつつあるが、LED照明は紫外光を含まないので、既存の蓄光材料では、残光発光輝度や残光時間が低下する問題が生じていた。LED照明環境でも高輝度、長残光の蓄光材料の開発が望まれていた。

今後の予定と応用展開の可能性

今回開発した蓄光材料をコーティングした蓄光フィルムを超高層ビルやタワーマンションなどの災害時の安全誘導標識などに用いれば長時間の避難誘導が可能となる。さらに、光MOD法は、多様な機能性セラミックス膜の作製に応用可能である。

関連リンク


本研究テーマに関するお問合せ先

土屋副研究センター長の写真  
先進コーティング技術研究センター 副研究センター長 兼 グリーンデバイス材料研究チーム長 土屋 哲男(つちや てつお)

〒305-8565 茨城県つくば市東1-1-1 中央第5

Email:act-webmaster-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)
Web:https://unit.aist.go.jp/atc/


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