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近未来の生活を支えるリサイクル技術「戦略的都市鉱山」

廃棄されるコンピュータ基盤からタンタルコンデンサを回収するリサイクル装置のイメージ画像

廃棄されるコンピュータ基盤からタンタルコンデンサを回収するリサイクル装置

「戦略的都市鉱山」
携帯電話、ノートパソコン、デジタルカメラなど、廃電子機器に少量含まれる貴金属やレアメタル。
これまで廃棄されてきたこれら金属資源、いわゆる都市鉱山に眠る資源をリサイクルできれば、貴重な自国資源となります。
産総研では、これら「都市鉱山」に眠る資源を高精度に取り出す技術や計画的に回収するためのシステム技術開発を進めています。

産総研では、廃蛍光ランプから高価なレアアースを回収する「高選択性高勾配磁選機」や、廃プリント基板からタンタルコンデンサ等を個別に自動回収するシステムなど、様々なリサイクル装置・システムを開発、実用化してきました。
また、将来、日本に必要な金属を含む廃製品のデータベースを利用し、現在は手作業に頼っている解体・選別を安価な装置で機械化する「イージーセンシング技術」や、シミュレーションにより運転条件の最適化を自動で行う「スマートオペレーション技術」などを導入し、経済的なリサイクルを計画的に実現する「戦略的都市鉱山」を提唱しています。
現在、産総研内に戦略的都市鉱山研究拠点(SURE)を整備するとともに、官民連携フォーラムである「SUREコンソーシアム」を設立して、その早期社会導入を目指しています。

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