Over the Rainbow♪♪ 虹のかなたに~分光器で光を分ける~
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反射を使って光を分けてみよう
回折格子ではなく、いらなくなったCDを使っても簡単な分光器が作れます。CDの一部分に光を反射させると、図のように光が分かれて反射します。箱にスリットとのぞき穴をうまく開けると、光を分けてみることができますよ。研究用の分光器では、このように反射を使う回折格子が多く使われています。
このあとCD分光器の作り方を紹介するけど、この作り方はひとつの例なので、みんなも工夫してオリジナルのCD分光器を作ってみよう!また、どうやって回折格子として働くのか、調べてみましょう。
CD分光器をつくってみよう!
準備するもの
- 工作用台紙 1枚
型紙(オモテ用(PDF:648KB)、ウラ用(PDF:59KB))をそれぞれダウンロードして、厚紙に両面にそれぞれプリントします。
おすすめの用紙は、「ケント紙(125kg)、A4版」です。
カラープリンタがおすすめですが、モノクロでも大丈夫です。
(両面プリントできると、裏面を黒く塗る必要がなくなります。)
- CD(コンパクト・ディスク) 1枚
データ用のCD-Rがおすすめです。書き込みに失敗した「いらないCD」で十分です。
- はさみ・カッター
手を切ったりしないように気をつけてね。難しいところは大人の人にやってもらおう。
- のり
早めにかわく紙用のスティックのりがいいかも?
- セロハンテープ
はることができればどんなテープでも大丈夫です。
- 黒い油性ペン、黒い絵の具、墨汁、黒スプレーなど
紙を黒くぬれるもの。型紙の両面印刷ができない場合のみ必要となります。
印刷した型紙を黒線でていねいに切り抜きます。(小さな子は大人の人にやってもらおう♫)
パーツA の細い黄色の四角とパーツC の黄色い四角の穴あけも忘れずに!
パーツA とパーツB のうらをまっ黒にぬる(ぬったらよくかわかそう)
(両面プリントした場合は、ぬらなくても大丈夫です!)
各パーツを折り線にそって折っておきます。大きな点線は山折りです。細かい点線は谷折りです。
パーツAとパーツBを合体させます。合体したらスキマがあかないように裏側から指でよくおさえよう
合体したパーツAとBを、形をあわせてパーツCにはりつけます。
組み立てたパーツをCDにはりつけて完成です。(CDにのりがつきにくい場合はセロハンテープでも大丈夫です。)
遊んでみよう!
図のようにスコープをのぞきながら、分光ボックスをうごかして、キレイな虹の模様がみえるところを探してみよう。
スリットから入った光が、CDで回折(反射)して、キレイに分光するよ♬
使い方がわかったら、最初に作った分光器と同じように、おウチのいろんな照明をくらべてみよう!蛍光灯・白熱球・LED、それぞれ色のわかれ方にどんな特徴があるかな?
注意:太陽を直接見たり、レーザー光を見たりしてはいけません。