所長挨拶
産総研では、2020年4月から第5期中長期計画がスタートしました。第5期のミッションには、地球温暖化や少子高齢化などの「社会課題の解決」と、研究成果の「橋渡しの拡充」が掲げられています。また、「橋渡しの拡充」においては「地域イノベーション」が強調されています。中国センターでは、第5期においても「研究機能」と「連携機能」の両輪をもって、これらのミッションに応えます。
第5期の開始に伴い、中国センターでは「材料診断技術」を新たな看板に掲げ、樹脂・ゴム・バイオ系材料の「創る・診る・使う」に関わる研究機能の強化を進めています。ここでは、中国センターに設置された機能化学研究部門が「材料診断ネットワーク」および「なのセルロース工房」を基軸に、これらの材料に対する多様な産業ニーズに応える先端的な研究に取り組んでいます。
また、連携機能の拡充に向け、全国に11の拠点を有する産総研の総合力をこれまで以上に活かして、迅速な成果の橋渡しを目指します。そのためには、企業様はもとより、大学、公設試などの研究・支援機関、国や地域の行政機関との信頼関係の構築・維持が何もよりも重要です。皆様との有機的な交流・連携を通して、中国地域の未来の創生、産業の活性化に貢献していきたいと考えております。
産業技術総合研究所 中国センター所長
佐藤 浩昭
なお、中国センターの取り組みについては動画でも紹介しております。下記バナーよりぜひご覧ください。
