開催趣旨
産業技術総合研究所では、中国センターは「材料診断技術」、中部センターは「機能部材」、東北センターは「資源循環技術」を看板研究と位置づけ、材料の開発、分析・評価(診断)から資源循環までを視野に入れた次世代材料技術の開発に取り組んでいます。
このたび、これらの3拠点が地域を超えて連携し、ものづくりのための材料技術を地域企業と共に推進するための取り組みとして、合同シンポジウム「地域企業と共創する次世代材料技術」を開催する運びとなりました。
本取り組みは、中国地域における開催をかわきりに、中部地域、東北地域においても順次開催する予定としております。
開催概要
| 日時 |
2026年2月25日(水)12時50分~17時30分
交流会:17時30分~19時00分
※受付は12時45分~ |
| 場所 |
広島コンベンションホール 2階「メインホール2A」、3階「大ホール3C」
(広島県広島市東区二葉の里3丁目5番4号 広テレビル)
※本イベントは対面開催のみとなります |
| 参加費 |
無料(交流会3000円) |
| 定員 |
120名 (交流会上限90名) |
| 主催 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 中国センター、中部センター、東北センター
株式会社AIST Solutions |
| 後援 |
調整中 |
リーフレットのダウンロードはこちらから [ PDF: 7.30 MB ]
お申し込み方法
下記のページよりお申し込みください。
https://client.eventhub.jp/ticket/2NnfEgeis6
申込締め切り:2月24日(火)
※交流会申し込みは、2月16日(月)17時まで
AISolホームページはこちら:https://www.aist-solutions.co.jp/events_webinars/symposium_20260225.html
本件に関するお問合せ先
中国センターイベント事務局
電子メール:M-c-event-ml#aist.go.jp(#を@に変更して送信下さい。)
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プログラム
受付:12時45分~
| 時間 |
プログラム |
講演者所属 |
講演者名(敬称略) |
| 3階 大ホール3C |
| 12時50分~13時20分 |
ポスターセッション |
| 2階 メインホール2A |
| 13時30分~13時35分 |
開会挨拶 |
産総研 理事 |
徳増 伸二 |
| 13時35分~13時40分 |
来賓挨拶 |
中国経済産業局 局長 |
林 揚哲 |
| 13時40分~13時45分 |
シンポジウム主旨説明 |
産総研 中国センター所長 兼)機能化学研究部門 研究部門長 |
水門 潤治 |
| 13時45分~14時05分 |
材料・化学領域における資源循環推進に向けた取組み |
産総研 材料・化学領域 副領域長 兼)サーキュラーテクノロジー実装研究センター 研究センター長 |
佐藤 浩昭 |
| 14時05分~14時15分 |
中部センター、材料系ものづくり研究拠点の概要紹介 |
産総研 中部センター所長 兼)マルチマテリアル研究部門 研究部門長 |
堀田 裕司 |
| 14時15分~14時35分 |
生産性や生活の質の改善を目指すセンシング部材の開発 |
産総研 マルチマテリアル研究部門センシング材料研究グループ 研究グループ長 |
伊藤 敏雄 |
| 14時35分~14時55分 |
研究DXを活用したカーボンニュートラル材料の開発 |
産総研 マルチマテリアル研究部門カーボンニュートラル材料研究グループ 研究グループ長 |
鷲見 裕史 |
| 14時55分~15時10分 |
休憩(15分) |
| 15時10分~15時20分 |
東北センターにおける資源循環利用技術の紹介 |
産総研 東北センター所長 兼)化学プロセス研究部門 研究部門長 |
山口 有朋 |
| 15時20分~15時40分 |
CO₂分離材料の開発と標準評価 ―CO₂分離回収技術の社会実装に向けて― |
産総研 化学プロセス研究部門 総括研究主幹 |
牧野 貴至 |
| 15時40分~15時50分 |
中国センター、有機・バイオ材料拠点の概要紹介 |
産総研 中国センター所長 兼)機能化学研究部門 研究部門長 |
水門 潤治 |
| 15時50分~16時10分 |
サーキュラーテクノロジー実装研究センターにおけるマテリアルリサイクルの取り組みのご紹介 |
産総研 サーキュラーテクノロジー実装研究センター プラスチックマテリアルリサイクル研究チーム 研究チーム長 |
渡邊 宏臣 |
| 16時10分~16時25分 |
企業連携および事業創出に向けたAIST Solutionsの取り組み |
株式会社AIST Solutions 代表取締役社長 |
逢󠄀坂 清治 |
| 16時25分 |
講演会終了 |
| 3階 大ホール3C |
| 16時25分~17時30分 |
ポスターセッション |
| 17時30分 |
閉会 |
| 17時30分~19時00分 |
交流会 |
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ポスターセッション
| ポスター番号 |
ポスタータイトル |
発表者所属 |
発表者名 |
| 1 |
機械的・熱的・電気的衝撃を克服する部材開発と信頼性評価 |
産総研 マルチマテリアル研究部門構造セラミック研究グループ 研究グループ長 |
福島 学 |
| 2 |
炭素繊維の資源循環に向けた試験技術開発とその標準化 |
産総研 マルチマテリアル研究部門セラミック部材プロセス研究グループ 主任研究員 |
杉本 慶喜 |
| 3 |
次世代高速通信を支えるメタマテリアル技術 |
産総研 マルチマテリアル研究部門次世代電子材料研究グループ 研究グループ長 |
三村 憲一 |
| 4 |
音響データによる異種金属の超音波接合良否判定技術 ~その場迅速な接合強度の予測に向けて~ |
産総研 マルチマテリアル研究部門部材接合研究グループ 主任研究員 |
丸山 豊 |
| 5 |
アルミニウムの資源循環に向けた不純物除去技術と高度観察技術 |
産総研 マルチマテリアル研究部門軽量金属材料研究グループ 研究グループ長 |
村上 雄一朗 |
| 6 |
木質資源の循環利用に向けたアップグレードリサイクル技術 |
産総研 マルチマテリアル研究部門木質複合材料研究グループ 研究グループ長 |
関 雅子 |
| 7 |
生産性や生活の質の改善を目指すセンシング部材の開発 |
産総研 マルチマテリアル研究部門センシング材料研究グループ 研究グループ長 |
伊藤 敏雄 |
| 8 |
夏冬の生活を快適にする気候応答型の調光窓ガラス |
産総研 マルチマテリアル研究部門環境調和界面材料研究グループ 研究グループ付 |
垣内田 洋 |
| 9 |
モーター部材のサーキュラーエコノミー |
産総研 マルチマテリアル研究部門高機能金属材料プロセス研究グループ 研究グループ長 |
平山 悠介 |
| 10 |
“磁性”と“熱”に関する材料の開発 |
産総研 マルチマテリアル研究部門高機能磁性材料研究グループ 研究グループ長 |
岡田 周祐 |
| 11 |
研究DXを活用したカーボンニュートラル材料の開発 |
産総研 マルチマテリアル研究部門カーボンニュートラル材料研究グループ 研究グループ長 |
鷲見 裕史 |
| 12 |
マルチマテリアル研究部門の紹介 |
産総研 マルチマテリアル研究部門 副研究部門長 |
千野 靖正 |
| 13 |
CO₂分離素材評価センターの取り組み |
産総研 化学プロセス研究部門分離材料研究グループ 研究グループ長 |
河野 雄樹 |
| 14 |
リンのサプライチェーン強靭化に向けた黄リン製造プロセス技術 |
産総研 化学プロセス研究部門有機資源変換研究グループ 研究グループ長 |
平 敏彰 |
| 15 |
高活性、高耐久性を実現する導電性ナノ空間材料と生体触媒の複合化技術 |
産総研 化学プロセス研究部門ナノ空間設計研究グループ 主任研究員 |
武田 康太 |
| 16 |
未利用バイオマス資源「リグニン」由来の高機能・高意匠素材 |
産総研 化学プロセス研究部門 総括研究主幹 |
牧野 貴至 |
| 17 |
フロー法による機能性化学品の連続製造技術の開発 |
産総研 化学プロセス研究部門フロー合成システム研究グループ 主任研究員 |
市塚 知宏 |
| 18 |
化学プロセス研究部門〜持続可能な循環型社会の構築を目指して〜 |
産総研 化学プロセス研究部門 副研究部門長 |
長谷川 泰久 |
| 19 |
最先端の材料診断技術による企業のお困りごと解決 |
産総研 機能化学研究部門有機材料診断研究グループ 主任研究員 |
藤田 康彦 |
| 20 |
持続可能社会を支えるバイオ触媒技術 |
産総研 機能化学研究部門バイオ変換研究グループ 研究グループ長 |
藤井 達也 |
| 21 |
ナノセルロースで挑む材料のバイオマス化 |
産総研 機能化学研究部門セルロース材料研究グループ 研究員 |
石丸 裕也 |
| 22 |
ナノセルロース複合材料の開発 |
産総研 機能化学研究部門セルロース材料研究グループ 研究グループ長 |
榊原 圭太 |
| 23 |
材料診断によるプラスチック系リサイクル材の高付加価値化 |
産総研 サーキュラーテクノロジー実装研究センター プラスチックマテリアルリサイクル研究チーム 研究チーム長 |
渡邊 宏臣 |
| 24 |
有機バイオ材料拠点の取り組み |
産総研 機能化学研究部門 副研究部門長 |
増田 光俊 |
| 25 |
「明日の現場に最先端の知を」テクノナレッジ講座 |
株式会社AIST Solutions プロデュース事業本部マテリアルDX事業構想グループ プロデューサ |
浅沼 俊英 |
| 26 |
実験データ・プロセスを価値のあるデータに変える MI・PIを加速させる次世代材料研究DXシステム |
株式会社AIST Solutions プロデュース事業本部プロデュース戦略企画部 プロデューサ |
宮下 東久 |
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講演要旨
生産性や生活の質の改善を目指すセンシング部材の開発
産総研 マルチマテリアル研究部門センシング材料研究グループ 研究グループ長
伊藤 敏雄
日常生活における目に見えぬ情報を可視化して、その情報の利活用により生産性や生活の質を向上させるための研究に取り組んでいます。特に、におい検知技術の高度化に向け、半導体式センサの材料開発から、センサ素子の試作、計測デバイスによる計測手段、および、センサシグナルの解析技術についての研究事例を紹介します。
研究DXを活用したカーボンニュートラル材料の開発
産総研 マルチマテリアル研究部門カーボンニュートラル材料研究グループ 研究グループ長
鷲見 裕史
ロボットによる自動実験と、機械学習等によるAI解析によって、ハイスループットで新規材料や製造プロセスを探索する技術を開発しました。この技術を活用して、焼かずに室温近傍でセラミックスをバルク化する化学焼結プロセスの最適化や、全固体電池などを高性能化するための新規材料の探索を行った事例を紹介します。
CO₂分離材料の開発と標準評価
―CO₂分離回収技術の社会実装に向けて―
産総研 化学プロセス研究部門 総括研究主幹
牧野 貴至
カーボンニュートラル実現には、多様な排出源や大気を対象としたCO₂分離回収技術の社会実装が不可欠です。本講演では、化学プロセス研究部門の研究成果に加え、社会実装に必須となる標準評価法の構築、そしてそれらを担うCO₂分離素材評価センターの取り組みを紹介します。
サーキュラーテクノロジー実装研究センターにおけるマテリアルリサイクルの取り組みのご紹介
産総研 サーキュラーテクノロジー実装研究センター プラスチックマテリアルリサイクル研究チーム
研究チーム長
渡邊 宏臣
リサイクルによる原料の再資源化は、資源循環型社会の構築に不可欠です。本講演では、実装研究センターで取り組んでいるプラスチックのマテリアルリサイクル研究について、再生材の品質を適切に評価し活用するためのグレーディング技術や、再生材の物性予測技術などを中心に紹介します。
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