プログラム (敬称略)
開会挨拶(13:30~13:50)
島根県産業技術センター 所長 吉野 勝美
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 中国センター 所長 柳下 宏
講演1(13:50~14:50)
「高速充放電するキャパシタ用多孔質カーボン」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 創エネルギー研究部門
エネルギー変換材料グループ 研究グループ長 曽根田 靖
エネルギー回生やバッテリーアシストなどの用途に、高速充放電に適した電気二重層キャパシタの利用が広まっています。キャパシタの電極には活性炭が用いられていますが、さらなる特性向上のために新規な多孔質カーボンが求められています。多様な炭素材料の基礎とキャパシタ用メソ孔性多孔質カーボンについて紹介致します。
休憩(14:50〜15:00)
講演2(15:00~16:00)
「品質向上に役立つ高分子キャラクタリゼーション技術」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 材料・化学領域 機能化学研究部門
高分子化学グループ 研究グループ長 佐藤 浩昭
高分子材料の品質や性能を改善するためには、マクロ物性評価だけではなく、分子レベルでの化学構造解析も重要です。講演では当グループが行っている、超高分解能質量分析法をはじめとする様々な高分子の化学構造解析技術の概要と企業連携における実例についてご紹介します。
講演3(16:00~17:00)
「耐久性向上に役立つ劣化・安定性評価技術」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 材料・化学領域 機能化学研究部門
化学材料評価グループ 研究グループ長 水門 潤治
高分子材料の耐久性、劣化に関して、「加速性の高い劣化試験」、「正確な寿命」、「耐久性向上」など様々な相談を受けます。高分子材料の劣化現象は、複数の劣化要因や劣化に伴う構造変化が複雑に絡み合い、その理解が非常に困難です。当グループでは、化学構造変化に基づいた劣化解析研究を推進しています。
本講演では、現状の問題点や企業との取り組み事例を示しながら、劣化・安定性評価技術についてご紹介します。