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お知らせ

2023/06/28

【柏センター】Rugby School Japan(RSJ)がやってきた!地域連携にワクワク

RSJ校長と副校長
 左から RSJ 副校長Ms. Laura Bispham 校長Mr. Tony Darby

イギリスの名門パブリックスクールのひとつ、ラグビースクールの日本校が2023年8月下旬、柏の葉の千葉大学キャンパスに隣接して開校します。
産総研柏センターとはフェンス越しのご近所さんになり、完成間近の校舎を眺めながら徒歩通勤の職員もワクワクしています。

RSJの校長 Mr. Tony Darby と副校長 Ms. Laura Bisphamが6月21日、柏センターを訪れ地域連携について意見交換を行いました。

RSJ来所


また、人間拡張研究の紹介とともにラボを見学いただき、全方位型ディスプレイのバーチャル空間で柏の葉キャンパス駅前を歩く体験をしていただきました。

SFS体験

柏の葉エリアだけでなく、柏市近隣に在勤在住の皆さんも、インターナショナルスクールの生徒さんたち(11~18歳)若い世代が街に参加することによって、
どのように展開していくのかワクワクしていらっしゃるのではないでしょうか。

柏の葉エリアでの様々な地域連携に関する企画に取り組み、今回のRSJ来訪を企画した人間拡張研究センター サービス価値拡張研究チームの渡辺健太郎さんもそのひとりです。
渡辺さんに、開校間近のRSJとの連携に寄せる期待について話を伺いました。

見学
 ラボの説明をする渡辺健太郎さん(一番左)


伝統あるイギリスの寄宿学校というと、「ハリー・ポッター」の世界を想像する人も多いと思いますが、日本の柏の葉という地域で、どのような学校が誕生するのだろうとワクワクしています。

柏の葉キャンパス駅前のコワーキングスペース(KOIL)で開催されたイベントでRSJの校長・副校長のお二人に初めてお会いし、研究開発機関として地域連携に取り組んでいるとお話ししたところ、大変関心を持っていただき、早速、柏センターに来ていただくことができました。

産総研と柏センターの概要、人間拡張研究センターの研究をご紹介し、同センターが掲げる、地域と共に進める研究開発のあり方「ソーシャルラボ」のコンセプトや具体的な市民連携の取り組み、有志が取り組んでいるイベント「ヤッチャレ」や、地域の各機関と連携した柏の葉高校での特別授業等について、ご紹介させていただきました。

地域連携の一環として、RSJの生徒さん達に、産総研の研究等の取り組みを知っていただく機会を作り、新たな学びの「きっかけ」にしていただくとともに、若い様々な生徒さんの持つ「技術に対する期待」や「社会に対する関心」を私たちも学ばせていただく場をいろいろな形で作ることができればと考えています。

RSJと意見交換

コロナ禍を経て、今年からようやく国際的な人の往来が再活性化してきていると思います。
RSJの開校を通じて、海外の、特に若い方たちが多く柏の葉地域で生活し、地域の中で交流が生まれることで、文化の多様さを相互に知り合うことができますし、将来的には柏の葉での生活を通じて知った日本の暮らしや文化の豊かさを世界の様々な地域に広げてくれる、あるいは様々な形で柏の葉や日本と長期的な縁を築いてくれることを期待しています。

産総研は世界各国から多くの来訪者や研究者を受け入れていますが、中高生等、海外の若い生徒さんとの接点はあまり多くありません。
その意味で、生徒さん達からの私たちの取り組みに対するフィードバックは、未来世代の国際的な声として産総研にとっても非常に有益であろうと考えています。
また、生徒の皆さんがいずれ大人になり、研究者として一緒に仕事をするというようなご縁ができることにも期待しています。


<谷口所長コメント>
柏の葉エリアに名門ラグビースクールの日本校ができるということで、以前から注目しています。
世間の注目、期待も大きく、9月の開校後、周辺の風景がどう変わっていくのか楽しみです。
ぜひ交流の機会をと思っています。
 
国立研究開発法人産業技術総合研究所