産総研トップへ

お知らせ

2020/04/01

産総研デザインスクール第2期がそれぞれの「気づき」を持って修了

デザインスクール修了式集合写真



「先を見通し、今自分がすべきことを考える力がついたと思います」
これは、産総研デザインスクール第2期生の修了式での言葉です。


産総研デザインスクールは、技術が社会システムの一部としてエコシステム(生態系)を形成できるように、俯瞰力(自己を理解し、自分の軸を立てて全体を見渡す能力)、共創力(対話を通して、他者や社会と共に新しいアイディアを生み出す能力)、実践力(生み出したアイディアや技術を社会の中で実践し改良する能力)を備え、イノベーション創出に貢献できる開発系・企画系の人材育成を行っています。


修了証をもらうスクール生


産総研デザインスクール第2期は2019年8月にスタートし、2020年3月13日に修了式を迎え、16名(企業10名、産総研6名)のスクール生が修了証を手にしました。残念ながら、新型コロナウィルスの影響で、企業からの方々の多くはモニターの向こう側からの参加となりました。>


スクール生は8か月間、毎週金曜日、日常の業務や研究を離れ、産総研柏センターに集まり3つのグループがそれぞれの探求テーマを持って学びました。

1、Quality of Life (豊かな暮らしとは?)
2、Quality of Work (豊かな働き方とは?)
3、Co-Creation (共創場のデザインとは?)

主な授業プログラム
・リーダーシップ
・未来洞察
・デザイン思考
・欧州スタディツアー(希望者のみ)
・ファシリテーション

イベント
・ワークショップ
・シンポジウム

自分との対話からの発見、周りを動かす技術の習得など、新しい学びのスタイルの連続。

他者の発表を聞くスクール生


最終日となったこの日、参加者それぞれがスクールでの8か月間を一言で表しチェックアウトとしました。(チェックアウト:自身の意見を述べた後「チェックアウト」と言って発言を終えるデザインスクールの儀式)

産総研から参加した研究者は、「研究とは違う時間を過ごし、学びが多く有意義な金曜日でしたが、浮かんだ言葉は「修行」です」とチェックアウト。

また、別の研究者も「普段の研究と違い過ぎて、心も体も全然ついて行けませんでした。
この経験が今後役に立っていけばいいなと思っています」と話し、毎回が初日のような緊張感を伴う学びだったと明かし、修了証を手にした時はガッツポーズをしていました。

室長から記念品を渡されるスクール生


他のスクール生からは、「新しい力」「想像(イマジネーション)」「光」「可能性」「行動」など、新たな「気づき」とそこから先のことを考える(デザインする)楽しさについての言葉が溢れます。

「変化をポジティブに捉えられるようになった」と話すスクール生は、「毎回、金曜日に朝一から来て、帰る時には(自身が)変わっていることに気づき、変化を面白いと感じていました」と自身の中の変化について話していました。


運営のサポートをしていた大学生は、「色々なところに所属する人たちが集まり、毎回、頭を抱えている姿を見てきました。社会に出る前にこのような多様性のある場を経験することができて贅沢な時間でした」と、デザインスクールの活動を通し参加者同士が変化していく様子を間近で見てきた感想を述べました。


小島一浩さん


運営側の中心となって取り組んできた人間拡張研究センターの小島一浩さんは、「人それぞれがアップデートされた8か月でしたが、運営する側も毎回アップデートし続け、今もそれは続いています」と話し、次期デザインスクール始動に向けて意気込みます。


加藤理事


加藤一実理事は、「デザインスクールの現場や、デンマークの先進事例を視て、これは産総研の風土として根付かせなければいけないと思った8か月でした。これからの皆さんの活躍を期待しています」と締めました。


産総研デザインスクール第3期生の募集について
新型コロナウィルス拡大の影響を考慮し、3月末まで予定していた募集期間を5月まで延長致します。
・5月中に選考&スクール合格通知  
  ↓
・6月中に事務手続(産総研研究員)
  ↓
・7月中にプレワークショップ予定
  ↓
・8月開講予定
合同説明会は既に修了しましたが、関心のある企業の担当者の方は、どうぞお気軽に下記までメールにてお問い合わせ下さい。個別に対応させて頂きます。
mailto:info@plus-sdesign.jp





 
国立研究開発法人産業技術総合研究所