特別展「ファブリックスピーカー開発のウラ側」
イベント情報
- 開催日：2023年 3月25日（土）～ 4月5日（水）
- 会場：サイエンス・スクエア つくば
- イベント：特別展「ファブリックスピーカー開発のウラ側」
イベントレポート
2023年3月25日（土）～2023年4月5日（水）にサイエンス・スクエア つくばにて、この冬、常設展示に追加した「ファブリックスピーカー」の特別展として、研究開発に使用した材料等の特別展と3月25日（土）に研究開発者によるミニトークを開催しました。
ミニトークでは、ファブリックスピーカーの開発者 吉田 学（センシングシステム研究センター スマートインタフェース研究チーム長）より、ファブリックスピーカー開発の経緯、音が鳴る原理の説明や使っている材料により音が変わること等を説明しました。
ファブリックスピーカーの構造の説明では、銀メッキ繊維（写真左）が伸びることや銀メッキ繊維で挟むフィルムは、スーパーとかでもらうビニール袋、ラップや静電気を帯びやすいフィルムなどで試したことなどを説明し、テスタを使って銀メッキ繊維に電気が流れることを見てもらいました。
銀メッキ繊維で挟むフィルムの材料をいくつも試したところ、フィルムによって「かすかな音しか出ない」ものや「大きな音が出るもの」になったという経験を語っていただきました。
身近にあるスーパー等でもらうビニール袋、ラップや静電気を帯びやすいフィルム等色々な材料で作ったファブリックスピーカーから出る音を体験してもらいました。
将来的には、自動車のシートや工事現場等で被るヘルメットにも応用できたらと語っていただきました。
現時点で、吉田さんが作成した最も音質のよいファブリックスピーカーで音を体験してもらい、参加者は音質の良さに驚いていました。
最後に参加者のスマートフォンからファブリックスピーカーにBluetoothで接続し、好きな音楽やYouTubeの音声等を体験してもらいました！
特別展期間中もミニトークの常時放映、パネル展示及びファブリックスピーカーの展示を行い、実際に来場者に接続していただき、体験をしてもらいました。
大きなファブリックスピーカーの音の迫力がすごかった
布から音を出すってどうなっているか不思議だったけれど、仕組みを説明してくれて納得した
研究者と話せて楽しかった
これ欲しい～（どうすれば買えますか？）
といった声が聞かれました。