つくって学ぼう
監修:丹波 純
ガラス製温度計は、ガラス管の中に入っている赤い液体の体積が、温度により膨張したり収縮したりして液柱の長さが変化することを利用しています。温度が上がると灯油の体積が膨張するために液柱は長くなります。温度が下がると液体の体積は収縮するために液柱が短くなります。このため、温度が高いか低いかは、液柱の長さ(液面の位置)を調べるとわかります。「何℃か?」を知るには温度目盛が必要です。
※ 赤い液体は、色をつけた灯油です。
角材に目盛の付いていないガラス製温度計を接着。エポキシ系接着剤を使い、完全に乾くまで待ちます。(角材に、あらかじめラッカーで色を塗っておくと、きれいな温度計が仕上がります。また、目盛を書くときにも、にじまずにきれいに仕上がります。)
目盛カードを作ります。左の図を印刷します。
次にこの図の長さが、ちょうど温度計の0℃から50℃の間の長さになるように、倍率を計算して拡大コピーまたは縮小コピーします。(写真の例では、0~50℃が9cmの目盛カードを作りました。)
市販の温度計(ガラス製体温計やデジタル式温度計)を用意する。
ビーカーやコップに水を入れ、自分で作った温度計と市販の温度計を入れる。
同じ温度を指すかな?
お風呂のお湯の温度も同時に測ってみよう。