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日本の明るさ標準を作ろう


測光量とV(λ)

 標準的な人間の眼の感度特性(光に対する視覚の波長依存性)が、国際照明委員会(CIE,Commission Internationale de I'Eclairage)で設定されています。これを標準比視感度と言い、V(λ)と表します。

標準比視感度曲線

 この人間の眼の感度を考慮した光の測定量を特に「測光量」と言い、「光度」や「光束」等が含まれます。例えば光束は、V(λ)カーブを使って下記のように表すことができます。

光束

照度

 「測光量」には「光度」「光束」の他に「照度」があります。これは「光度」「光束」のような光源特有の量ではなく、照射面の明るさを表す量なので、光源の個数や照射面までの距離・角度、観測位置によって異なります。照度は単位面積あたりの光束で表されます。

照度
E=Φ/S

 光源が一つだけの場合、照度は光源からの距離の2乗に反比例します。また、光度Iと照度Eは、距離によって下記の関係式で結ばれます。

E=I/l2
光度と照度の関係
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