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”ものさし”のふるさと!?

光の”ものさし”!?

科学技術と測定技術の二人三脚?

 東京~大阪間でゴルフボール1個分の誤差。

 それが「地球の子午線の北極から赤道までの長さの1,000万分の1を1メートルとする」という定義によって作られたメートル原器の長さの正確さで、数値に表すと1,000万分の1の精度ということになります。

 それで充分そうに思えますが、科学技術は今や「ナノ」の世界に突入しています。これはなんと10億分の1の世界。1,000万分の1ではとても通用しません。それにメートル原器はモノですから、作るのが大変な上、壊れたり盗まれたりする可能性だってあります。

 そこで1960年からは、クリプトン原子が出す赤い光を元に1メートルを定義することにしました。

 さらに1983年には、より普遍的なものとして光の速さを採用し、メートルの定義は「光が真空中を1/299,792,458秒間に伝わる行程の長さ」となり、今日に至っています。

 その結果、今では「東京~北京間で髪の毛1本分」の正確さで、長さを決定することが可能です。

 精密にモノを測ることができれば正確にモノを作ることができ、また、作る技術が進歩すると、もっと精密に測る技術が必要になります。

 このように「測ること」は科学技術の進歩にとってとても重要です。

 科学技術と測定技術はまさに二人三脚で進歩していくのだと言えます。

現代のメートル原器の図
松本博士の写真

「地味な研究に見えるかもしれませんが、社会の基準を作るわけですから、大いにやりがいのある仕事です。それに、唯一原器に頼っている、重さを量る新しい方法を開発できれば、ノーベル賞も夢ではありません」(松本弘一博士)


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