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超大物を相手にする探偵!?

推理こそが醍醐味!

地質図ってなあに?

 みなさんは探偵というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。シャーロック・ホームズ、明智小五郎(知らない方はお年寄りに聞いてください)あたりのイメージでしょうか。コートを羽織ってパイプを口にくわえて…。で、彼らの活躍場所といえば、街の中がやはりピッタリ。なにしろ事件が起きるのは街の中がほとんどですから。

 ところが、皆さんの探偵のイメージが根底から変わる、いや、探偵のイメージに幅が出来るといったほうがいいのでしょうか、そんな探偵たちがある場所にいるのです。では、今までの探偵とどのようにイメージが違うのでしょうか。一つひとつ検証していきましょう。

 まず、服装が違います。いちがいには言えませんが(個人の趣味もありますので)、彼らはまるで登山家のような出で立ちをしています。山で起きた殺人事件を追っているのかって? いえいえ、そんなことではありません。

 とは言え、登山家のような出で立ちは、もちろん山の中が彼らの調査場所だからです。(中には都会で活躍する仲間もいますが、今回は山の中を舞台に話をすすめましょう)

 彼らは山の中に入ると計画通りに調査を開始します。事件の証拠を探すためでしょうか、切り立った崖のような場所に神経を注いでいるようです。犯人の足跡がそんな場所に残っているとでもいうのでしょうか…。

 実はその通りなのです。犯人の足跡がそこに残っているのです。そこというのは彼ら探偵仲間の間では“露頭”と呼ばれ、地層が地表に露出した場所を指します。そこに残った犯人の足跡をどうやって探すのでしょう? いえいえ、その露頭そのものが足跡なのです。そんなに大きな犯人なのでしょうか? もちろん。あなたが立っているその下に犯人は横たわっているのです。つまり犯人は地球そのものなのです。そしてその探偵たちは、45億年も前から残されている地球のアリバイをひたすら調べ、あるものを作っているのです。

 探偵のイメージが変わるのも無理はありません。なにしろ相手にしているのが地球という、犯罪史上まれにみる(犯罪史上にはない)大物なのですから。さて、それでは地球の探偵の活躍ぶりを見ていくことにしましょう。

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