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人間の目を持つロボット!?

人間の目に挑戦!

3次元ビジョン

 ゆっくりと工場の中を移動する電動カート。リモートコントロールなのか、運転者の姿は見えません。カートの前方には出来上がった製品が箱に入れられ、高く積まれています。カートがその場所に近づきました。と、そのときです。高く積まれた箱が突然倒れ、製品が床に散乱し、カートの行く手をふさいでしまったのです。ああ製品がつぶれてしまう!

 ところが、カートは何事もなかったかのように散乱した製品の間をぬっていくではありませんか!

 それにしても、あんなにうまく遠隔操作できるものなんでしょうか?

 さて、カートは…、だいぶ向こうのほうへ行ってしまいました。何か作業をしているようです。カートに取り付けられたマニピュレータ(作業をするロボットハンド)が、同じ形をしたモノをつかんでは箱の中に入れています。つまりそのカートは、いわゆる工業用ロボットだったわけです。

 さて、この話を読んでどうお感じになりましたか? そんなことはとっくの昔に実現していると思った方は、SF映画を現実と勘違いしてしまったか、あるいはマスコミに紹介されるロボットを見て、勝手に夢をふくらませてしまった方です。

 実は、この話を実現するには今までにないシステムが必要なのです。そのシステムとは、環境を3次元で把握し、?人間の目のような機能を持つということ?その環境に合わせて行動を決定するシステム。つまり、私たち人間が普段行っていることなのですが、それを機械にやらせるとなると、これはもう大変なことなのです。そして、その大変なことに挑戦し続けているのが、産業技術総合研究所(産総研)なのです。

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