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生きている機械!?

分子レベルで動かす!

柔らかい機械を作るには

 人間の体の中をゆっくりと、行き先を確かめながら進んでいく、ある生物。

 複雑な形に入りくんだ体内を間違いなく、進むことは至難のわざです。それでもその生物は、目的に向かって正確な行動をとっているようです。慎重に頭を動かし、体内を傷つけないように方向をさぐります。

 でも、この生物、何のために人間の体内を移動しているのでしょうか? 寄生虫なのでしょうか? でも寄生虫であれば、体内を傷つけないようになんて考えませんよね。

 さて、この生き物、実は機械なのです。機械というとみなさんは、どのようなイメージをお持ちでしょうか? 部材に穴をあけたり、切ったり、くっつけたりする工作機械、工場で大きな音をたてながら製品を組み立てていく生産ラインの機械、そして、私たちに身近な自動車なども、機械の仲間と言えるでしょう。これらの機械の特徴は、大きな力、速い動き、高い剛性などです。簡単に言えば、硬くて力強いといったところでしょうか。

 ところがこの体内を動き回る機械は、わたしたちが知っている機械のイメージとはまったく異なり、生物のように柔らかいのです。なぜ、そんな機械が必要なのでしょうか、そして、体内を動き回る機械の正体は…。

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