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男と女の間には・・・!?

体内フロンティアに挑む!

脳を考える脳?

図:脳を考える脳?

 脳そのものについては誰でも考えることができます。例えば、脳そのものを考えるのは脳そのものです。脳が脳を考えるというのはどのような意味があるのでしょうか?

 例えば私たちは目で外界を見ています。見ると言っても実際には、モノに当たって反射した光が目の中の網膜に像を結び、網膜の後ろに延びる視神経によって脳に伝えられ、情報が整理されて外界を認識することが出来るのです。つまり目は情報を取り入れる入り口であって、視覚は目で完結しているわけではありません。生物は自分に都合よく進化してきましたから、人間は人間に都合よくモノを見ているだけに過ぎません。犬には犬の、トンボにはトンボの見え方があり、それは人間とは違います。つまり、実際のところ、私たちの見ている世界とは、脳が作り出したバーチャルな世界でしかないのです。では、本当の世界とはどんなようすなのでしょうか?

 こんな話があります。「森の中で大木が倒れたとします。もし、そこに誰もいなかったとしたら、音はするのでしょうか…?」

 脳を考えることは、存在を考えることであり、人間を考えることであり、自分を考えることにつながります。みなさんも一度、脳についてじっくりと考えてみませんか。


始まったばかりの挑戦

研究スタッフの写真

研究スタッフ

 脳は体の中のフロンティアと言われるほどの未開拓地帯です。とにかく現時点ではコンピュータにはとても及ばない情報処理が、 1,200~1,500グラム程度の脳の中で行われているのです。

 その脳を解明しようとする機運が、今世界中で高まっています。生物学や医学分野では、医療などに役立てていくために脳を物質面から解明しようとしています。一方、情報科学や心理学分野では情報処理の高度化を目指し、機能面の研究が行われています。

 人間のあらゆる行動の基礎となっている脳の機能と機構が解明できれば、人間の根本的な理解が可能となり、それに基づいて新しい産業技術基盤が確立されると期待されています。

 産総研でも、遺伝子・生物工学、生物物理学、認知工学、情報工学など、多様なアプローチによって、脳の解明を目指しています。


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国立研究開発法人産業技術総合研究所