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新しい目、手、新しい脳!?

目標はダメージ”ゼロ”!

21世紀の手術室

 医療の世界では、「侵襲」(しんしゅう)という言葉がよく使われます。侵襲というのは体に対するダメージのことで、たとえば手術で体を切開することは大きな侵襲となります。手術そのものが成功しても切開された部分は患者さんにとって大きな傷になるわけで、体力の無い人だったらその侵襲に耐えられないこともあるのです。

 現代の医療は、この侵襲を出来るだけ少なくすることを目指しています。侵襲の少ない治療は「低侵襲治療」と呼ばれます。

 低侵襲治療は患者さんにとっては福音(ふくいん)ですが、外科医にとっては大きな負担となります。なぜなら低侵襲の手術というのは出来るだけ体を切開しないで行うので、外科医が自分自身の目と手の能力を制限されてしまうからです。たとえば低侵襲手術として盛んに行われている内視鏡手術。内視鏡や手術器具を挿入し、内視鏡がとらえた画像を見ながら患部を治療します。

イメージ写真

 確かに侵襲の少ない治療なのですが、一方、内視鏡の扱いは難しいので、手術器具や内視鏡によって体の中を傷つけてしまう可能性があります。事実、内視鏡による医療事故は後を絶ちません。

 低侵襲を実現するために手術の危険性が増してしまっては、本末転倒というものです。

 そこで必要なのは発想の飛躍。人間の目と手の能力が制限されてしまうのであれば、目と手をサポートする新しい目と手を使えばいいわけです。

 “新しい目”に、“新しい手”…、さらに、人間をサポートする“新しい脳”もあるというのですが…、さて、その正体は…?

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