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寿命を決めるのは誰!?

死なない細胞の正体とは・・・

不死化細胞

 「死にたくない…」、誰もが考えますよね。そうは考えても、どんなに健康な人でも200才までは生きられないことを私たちは知っています。平均寿命はどんどん高くなりますが、それは医療の進歩や生活環境のせい。昔の人だって健康で有れば長生きしていました。

 つまり人間の最大寿命はずっと変わらないのです。だからこのままいけば平均寿命は150才なんて事にはならないのです。

 当たり前のことのようですが、考えてみれば不思議です。勝手に寿命を決められて理不尽な感じもします。

 人類の最大の関心事である寿命と老化の原因にはさまざまな説が今まで出されてきました。体が時を経てボロボロになって老化し、やがて死に至るという「すりきれ説」、生体内の一定のエネルギーを使い切ると寿命が訪れるという説、その他諸説ふんぷんです。

 いずれにせよ、どの説も科学的な根拠が希薄です。ところが、今までの常識を覆す説をアメリカのヘイフリッフという博士が唱えたのです。それは、永遠に細胞分裂を続けると思われていた細胞に、分裂寿命があるというものでした。実は分裂によって新しく誕生した細胞は、「1つ年を取っている」ことが分かったのです。どのようなメカニズムで細胞が年を取るのかを解明すれば、「年を取らない」、すなわち死なない細胞を作り出すことが可能だと思いませんか?

 実はその死なない細胞を、老化のメカニズムを探るために作り出した研究者たちがいるのです。どこにいるのかですって?まあ慌てずに…、まずは老化のメカニズムからお聞き下さい。

図

DNA塩基対とその複製
 DNAの2本の鎖がほどけて一本鎖となり、それぞれが対になる塩基の連なりを作り、相補鎖を作るところから、2組の2本鎖DNAが生じる。この新しく生じたDNA(子)は一つ年を取ったわけで、従って、細胞も一つ年を取ることになる。

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