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ナノの世界の芸術家?

生物界、自然界への挑戦!

分子が集まってできるナノ構造

 ここのところ、技術の世界では盛んに“ナノ”という言葉が使われています。門外漢には「ナノって一体何ナノ?」という感じですが、これは長さの単位で、1ナノメートルは1ミリメートルの百万分の1を表します。

 実はこの“ナノ”の世界に、ミクロのオブジェを作る天才的アーティストがいるというのです。ではさっそくその職人技を見てみましょう。

 作品その1、タイトル「ミクロのリボン」。

 リボンの幅数十~百ナノメートル、長さ数百ミクロン(1ミクロンは1ミリメートルの千分の1)。その美しいらせん状のオブジェは、まさに新体操で使われるリボンを思わせます。とは言え、もちろん顕微鏡でしか見ることはできません。

 作品その2、タイトル「ミクロのカエルの卵」。

 “卵”を包むチューブ状の“ヒモ”の直径約1ミクロン、長さ数百ミクロン。その中に中空の“卵”がずらっと並びます。この“ヒモ”と“卵”を形作っている膜の厚さ、約100ナノメートル。この作品を、地球上に生命が誕生した頃に登場した古細菌と同じ形だと指摘する研究者もいるそうです。

 作品その3、タイトル「不思議なナノチューブ」。

 約10ナノメートルの中空状の穴があいている小さなチューブ構造の作品。私たちが知っているゴムホースの百万分の一の大きさに相当するチューブで、材料はカシューナッツの殻油です。

 普通のゴムホースでしたら内部を水がスムーズに流れますが、百万分の一のスケールとなるとそうはいきません。なんと、チューブに入った水の一部はあまりの狭さに凍ってしまうかもしれません。そんな不思議なチューブ、今までどこにもありませんでした。

 さて、一部のオブジェ作品をご紹介しましたが、作品すべてが肉眼で鑑賞することができません。

 それにしても顕微鏡でしか見ることの出来ないこれらの”作品”、一体誰が、何のために作っているのでしょうか・・・。

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