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人間の耳に合わせた国際基準?

新しい「等ラウドネス曲線」が世界の音の評価基準に!

コミュニケーションに一番重要な感覚

「等ラウドネス曲線」は、オーディオ機器などの音響機器や、音楽のデジタルデータ圧縮などを高精度化するための基礎データとして活用されています。「等ラウドネス曲線」の精度が高まれば、それだけ、人間の聴覚に合った補正が行なわれるようになり、よりいい音が聴けるようになるのです。

「補聴器の音質も向上するはずです」と、蘆原博士は語ります。蘆原博士が研究者を目指したきっかけは、高校生のときにボランティアで障害を持った子供たちに触れたことでした。

「何か障害者の役に立ちたいと思いました。聴覚の研究者になったのは、聴覚がコミュニケーションに一番重要な感覚だと思ったからです」

今回の測定に参加した聴取者は、18歳から25歳までの若者と定められていました。加齢によって聴力が衰えていない、というのがその理由です。若者については膨大なデータが得られましたが、それ以外の世代に関しては、十分なデータは得られていません。

蘆原博士は、17歳以下の若い人たちの測定を始めています。聴覚の発達は、9歳から10歳でピークを迎えると言われているからです。

近い将来、蘆原博士の研究を基礎データとして、子供の聴覚にぴったりと合った、子供用の補聴器が登場するでしょう。

ドイツ、デンマーク、アメリカ、日本の4カ国にまたがる国際共同研究グループの写真

ドイツ、デンマーク、アメリカ、日本の4カ国にまたがる国際共同研究グループ

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