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生きている家!?

人にやさしい機械の登場?

ヒューマンストレスシグナル研究

 20XX年、日本…。ある場所に一人暮らしのお年寄りが住んでいます。このお年寄り、暮らしぶりがどうも普通と違います。一見どこといって変わった風はないのですが、何かが違います。では、失礼してそのお年寄りの1日をちょっとだけ覗かせていただきましょう。

 真夏のある朝、太陽光は容赦なく地上に降り注ぎ気温を上昇させていきます。さて、お年寄りはというと…、まだ夢の中にいらっしゃるようです。外はもう30度を超えようかという勢いですが、お年寄りの寝室は快適な温度が保たれています。おや、お目覚めのようです。ガウンをはおってまずトイレへ。それからダイニングへ行くと、コーヒーメーカーにセットされたポットからコーヒーのいい香りが漂ってきます。タイマーをセットしておいたのでしょうか? でも、もし時間通りに起床しなければ火事になる怖れもあります。そんな危険なことをするでしょうか。おまけにパンまでお年寄りを待っていたかのように、タイミング良く焼けています。お年寄りはちょっと具合が悪そうなようすをしています。いつもだったらリビングでお気に入りのモーニングショーを見るのですが、再び寝室に戻ってしまいまいした。

 それからしばらくして電話がなりました。「もしもしお母さん。どこか具合でも悪いの?」「うん、たいしたことないんだけど、ちょっとめまいがしてね、それで横になってるのよ」「気をつけてね。一応病院に連絡を入れておくわ」「ありがとう、少し横になれば大丈夫だと思うわ」

 不思議なことに、まるでお年寄りの暮らしをどこかで見ているかのように、タイミング良く結婚して家を出た長女から電話が入りました。

 どこかで見ているように…。確かにそんな感じですが、実はこのおばあちゃんを見ているのはおばあちゃんが暮らす家なのです。SFでもあるまいしですって?家が生きているのかですって? 分かりました、ではその秘密をこれから皆さんにこっそりお教えしましょう。

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