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眼鏡はどこだ!?

心地よさを追求すると・・・

人間のカタチは複雑だ!

 人の体にフィットする製品の設計には、主に人体寸法などの1次元の数値が用いられてきました。

 でも実際の人の体は微妙なまるみやねじれが組合わさった、複雑な立体になっています。

 つまり、人の体に、よりフィットする製品を作るには1次元の情報だけでは不充分で、3次元の情報が必要なのです。

 産総研では人間の体の3次元形状の個人差を定式化し、それを製品技術に応用する技術、そして3次元形状の統計処理技術の開発を進めてきました。

 かけているのを忘れる眼鏡、歩くのが楽しい靴、身につけているのを忘れる衣服。まさに体の一部のような製品が実現するのも、近い将来のことになりそうです。

図1

誰にでもフィットするの?

 産総研では、体の立体的な形を、コンピュータの中のデジタルモデルとして表現し、それを使って日本人の体の形のばらつきを調べたり、体に合う製品を作るための技術を開発してきたりしました。なかでも、コンピュータグラフィック技術であるFree Form Deformation法(FFD法)を使って、体のデジタルモデルの個人差を表現する方法は、既にいろいろな製品の開発に利用され、実績を上げています。

 FFD法とは、コンピュータの中に表現された立体的な形の周りに制御格子点と呼ばれるジャングルジムのようなものを用意し、そのジャングルジム(格子)を変形させることで、中の形を滑らかに変形させる方法です。

 産総研では、このFFD法によって変形された物体ではなく、変形するための格子点のゆがみを利用することを考えました。例えば、AとBという異なる人体形状があるとします。Aという人体形状にフィットする製品A'に、AとBの個人差を表すFFD変形格子を適用すれば、人体形状Bにフィットする製品B'を作ることができるのです。

図2

図3
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