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ライバルは海の忍者タコ!?

変身のカギは細胞にあり!

合体変形ロボット

 今からはるか昔のこと。生物は水の中にだけ生息していました。しかし、その中のある種は新しい生活の場を求めて陸へ上がりました。陸と言っても草むらもあれば森もあれば湿地帯もあります。生物は過剰な競争を避けるように生活や姿を変え、それぞれの環境に適応していきました。例えばヘビは草むらや細い穴の中を自由自在に移動出来るよう、細長いヒモのような形になりました。攻撃能力のないダンゴムシは、敵に襲われるとくるっとまるまって、柔らかい自分の腹を隠すようになりました。それからある種は、より自由に動き回れるよう、筋肉の発達した四肢を獲得しました。今では、いろいろな環境に適応した実に多様な生物が地球上に生息しています。

 ところで言葉や道具を使いこなすようになった人間はというと…。人間は自分の生まれつきの能力だけでは満足出来ませんでした。チータのように早く走りたいし、イルカのように自由自在に海の中を泳ぎたいし、鳥のように大空を飛び回りたいし…。で、自動車や船や飛行機が生まれました。でも、目的に応じて乗り物を変えなくてはいけません。本当は自分の体を目的に応じて変えることが出来れば便利なのですが。でも、そんなことが出来るのはSFの世界の話。

 ところがロボットの世界では、そんなSFみたいな話が現実のものになりつつあるのです。環境に合わせて自分の体を変えてしまう、そしてそれだけではなく、なんと自分の体の一部が故障すると、自分でその部分を交換してしまうのです。そうそう、生物の世界にも似たようなすごい奴がいました。海の忍者と呼ばれるタコ。彼らは環境に合わせて色や形を変え、岩になりすましたり、海藻になりすましたり。おまけに敵に襲われると足を食いちぎらせ、その間に逃げてしまうのです。もちろん足はまたはえてきます。

 さて、自分で形を変えてしまうタコのようなロボットは一体どこにあるのでしょうか?なんのためにこの世に登場したのでしょうか? どうやって変身するのでしょうか?そして一体誰が生み出したのでしょうか?それではその秘密をのぞいてみましょう。

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